第七章「天気予報」
(記:抹消さん)
「無差別殺戮の罪によりブローノ・ジェルミーと天野照子を無期懲役とする!」
手に持っている木槌で何回も裁判官は叩いた
それはバッドニュースの報告から少しだけ前、ある二人が捕まった。ブローノ・ジェルミーまたの名を「キングクリムゾン」
アルティメットシイングの出来損ないそして天野照子またの名を「ウェザーリポート」十二神の一人竜の人間。
研究所での生き残り、彼らは研究所の奥深くで眠っていた。そして、警察の捜査により、彼らは殺人罪と言う重い罪を
着せられてしまう。人間の都合で!
「始めてみる顔だな?名前は?」
すらっとしたイタリア系のあんちゃんが日本系の大和なでしこみたいな女に話しかける。
「私の名前は天野照子、竜です」
男は竜と言う言葉を聴き護送車の中で笑い転げた。
「そんな人間いるわけないじゃないか、頭でも打ったのかい、なぁ傍観者さんよ!」
男は切れ気味のご様子だ。なんてったって体を切り開かれ体中をありというままに探られ、最後は罪をかぶったのだから怒りがあるだろう。
「傍観者とは失礼ですね、まあいいでしょう。私がホントに硫化を見せてあげますよ。」
男はさらに笑い転げた。笑い転げすぎ警察に一発頭にいたいものも食らった。
「いって〜・・・それで何を見せるんだい?」
男は殴られた頭を抑えながら女に聞く。
「私の能力は気候を操る能力、そのせいでやつらに捕まり私はアルティメットシイングの力の一つになった。いきますよ!」
・・・・・・・
特に変わったことがないようだ。男は今度は口を押さえながら笑った。
「さすがにそろそろおふざけが過ぎてきたんじゃないか?」
女はムッとなりメンチをきった。
「外を見てください!」
そとをよくみると晴れていた天気は雷雲に覆われていた。
「え・・・なんでこんなに?まさかホントなのか!?」
男は尻子玉が抜けたように気が抜けた。
「すげえ・・・・ホントにあんた人間じゃ何のかよ」
「そうよ、あなたにもそれなりに力を感じるけどあなたは見つけられないだけ」
「俺にもあんのかよ・・」
男は自分の体に付いては多少理解しているらしい。だから半分驚いて、半分予想していたかのようにうなずいていた。
「俺にもその力を教えてくれないか?」
男は興味本位で聞くと女はいかった。
「ふざけないで!あなたみたいな邪心の多い人に教えられないわ!」
男も怒る
「なんだと〜このクソアマ!」
取っ掛かりのけんかになっている途中、またもや警察官が来て二人とも警防で殴られた。
「てめーらいちいち問題起こすんじゃねー!あと少しで刑務所につく、そこで鍛えてもらいな!」
護送車は橋を渡り、離れた島の刑務所へと入っていった。
後日のニュースで彼らは小さく取り上げられていた。だが、生き残った研究者の男はその記事を見逃しはしなかった。
「彼らの力を使って、怪獣を倒せるかもしれない!」
あまりにもいろんなことがあり彼は実験体のことを忘れていた。彼はすぐさま刑務所に連絡の電話を入れることにした・・・