のび太の自然学校
すずらんさん
第一話
〜まえがき〜
雨上がりの空には、うっすらと月が見えていた。
空き地の土管に座っているバカダンゴは夕焼けを眺めていた。
ドラ「ちょっと!バカとは何事だい!!」
そしてその隣には、超優秀な女子高生もいた。
すず「おーほほほほ。わたくし、超エリートですのよ」
ドラ「ナルシストか!」
すず「こんにちは。また小説を書かせていただきますわ。おーほほほほ」
ドラ「やかましい!!まったく。なんなんだ、この『はねトび』みたいな流れは・・・」
すず「四の五の言ってないで早く始めるわよ」
ドラ「へいへい・・・」
〜〜〜〜本編始まるよっ〜〜〜〜
先生「野比!!なんだねこの成績は!!」
終業式の日、先生はのび太の通知表を見てどなった。
のび「うるっせーな!てめーの教え方が悪いんじゃねーかよ!」
先生に対してなんて言い方だ。
先生「うっ・・・。なっ夏休みにしっかり復習するように」
のび「へん!誰が復習なんか!」
通知表を奪い取ってドカッと席につくメガ・・じゃない、のび太。
そして放課後・・・。
のび「オス!俺のび太!最近、先公がウザく感じる5年生だ!」
ジャ「誰に言ってんだ?」
・・・同感である。
スネ「いや〜。夏休みにはね、自然がたくさんある別荘へ行くんだ」
静香「そう言ったからには私たちも連れて行ってくれるんでしょーね!?」
スネ「もちろん!あ、うちの別荘『5人用』なんだ。パパとママと僕と静香ちゃんとジャイアン。ごめんね、のび太くん♪」
のび「じゃーかしー!!!!」なぜ広島弁?
次の瞬間、スネ夫は空に舞った。ドサッ・・・。
静香「ケチケチしてんじゃないわよ」
静香がとどめの一発をスネ夫にぶちかます。
ジャ「つーか別荘に5人用とかあるわけ?」
・・・同感である。
のび「よし!ドラえもんに頼んで別荘にみんなで行こう!」
静香「いいわね!」
つーわけで。
ドラ「え?別荘?あのキツネの?いいね!!」
ママ「スネ夫を脅した結果よね?のびちゃん」
パパ「スネ夫をいじめるいい機会じゃないか」
みんなひでぇな・・・。
のび「うん!今日も一発シメてやったんだ」
得意そうに自慢するのび太・・・。
ドラ「じゃ、明日の準備をして寝よう」
翌日。
スネママ「みんな来たざますね。じゃ出発するざます」
ドラ「あ、大事なもん忘れてた」
スネパパ「なに?」
ドラ「すずらん」
静香「あ〜〜〜。あの青酸カリマジメに使っちゃったマヌケね!」
ジャ「どうでもいいけどよ、後ろからなんか来るぜ」
のび「どれどれ・・・・うわーーーーーー!!!!!!」
ドラ「あれ、すずらん!?」
車の後ろ。
すず「待てやゴラアアアアアアアアア!!!!!!!」
ジャ「(車内)すげ!チャリで追いかけてきてるぜ」
ドラ「よっぽど行きたいのか」と、いうわけで。
スネパパ「またお荷物が増えた・・・(ゴンッ)た、たくさんいるとにぎやかだね〜〜・・・」
ドラ「ところでもう少しで着く?」
スネママ「もう少しの辛抱ざます」
静香「小鳥の鳴き声と一緒にバイオリン引けたら楽しそうね」
小鳥が逃げるわ。
ジャ「一緒に歌いたいぜ」
小鳥が死ぬ。
スネ「お腹空いたよママ」
スネママ「そんなの知らないざます」
ひどい親である。
10分後。
スネパパ「着いたよ」
すず「うーん。空気がおいしい!」
ジャ「それよりもポテチがうまい」
ポテチかい。
のび「さーて!何しようかな」
みんなは気づいていなかった。ここに来てしまった以上、二度と戻れなくなるのを・・・。
〜あとがき〜
すず「あ〜疲れた」
静香「ご苦労さまだったわね」
スネ「ひどいじゃないか!僕のセリフ3つなんて」
ジャ「お前はいちいちうっせーんだよ!(ボコッ!)」
のび「どんな物語が始まるのかな?」
ドラ「さぁね〜」
すず「さてさて、オリキャラも出したいとこなんですが!」
全員「が・・・?」
すず「そうなるとゴッチャになってしまいます」
全員「うん」
すず「と、いうわけで、スネママスネパパはこれにて出番終了!」
スネ「え!!!」
すず「で、もう1人くらい消したいので、誰がいいですか?」
スネ夫以外「スネ夫!!」
スネ「がーん」
すず「安心しろ。最終回のあとがきでキミのネタ考えるから」
スネ「やった!!」
第二話
別荘にて。
すず「さーて。川で遊ぼうか!」
のび「子供か!!(タカアンド○シみたいに)」
ドラ「いいじゃないか。すずらんはガキなんだから」
すず「黙れ」
ドラ「はい」
弱いなー。
静香「そんなことよかバイオリン聞きなさいよ」
のび「さーて!川で遊ぼうか!!(テンションUP!)」
静香「コラー!!!!聞きなさいよ!!」
のび「うるっせーんだよ!この『イモオタク』!!」
静香「あんだと!?このマヌケのノロマのトンマ!!」
のび「何ィッ?言わせてもらうがな、いっつも風呂に入ってるのが悪いくせに俺たちがどこでもドアで入ってきたときわめくのやめろ!」
静香「うるさいわよ!私はあんたと違ってキレイ好きよ!」
のび「はいはい。ワロスワロス。この『ヒステリーパニック障害イモオタククソ女』が」
ジャ「長い長い。略して『ヒスパニック』でいいじゃねーか」
静香「なっ・・・私スペイン語なんて話せないわよ!!」
そこかよ。
その頃。別荘内では。
スネ「ママ〜〜。変なオッサンが来た!!」
オッサン「オッサン言うな!!ここは俺たちのモノだ。さっさと出てけ!!」
骨川一家「うわ〜〜〜〜〜!!!!!」
骨川一家、飛ばされる。
そんでもって、川では。
ドラ「スイカ冷やそう!ん?なんか今飛んでかなかった?」
すず「飛行機かなんかでしょ。それよか、あっちで何かモメてるようだけど」
飛行機かい。
そして、モメてる3人は。
のび「そにかく今日からオメーの名は『ヒスパニック』だ!!」
ジャ「そうだそうだ!」
ドラ「何々?ネイティブアメリカン?」
のび「違うよ。こいつ『ヒスパニック』なんだ」
すず「へー。そうなの?」
静香「ところでさっき『人工衛星』が飛んでったみたいよ。3体」
すず「飛行機じゃないんだ」
のび「飛行機が3機も飛ぶか」
確かに。
ジャ「なんか人型みたいだった」
ドラ「大変だ!!あんまり大変じゃないけど一応大変だ!!」
なんだそりゃ。
のび「どうかしたの!?」
ドラ「スネ夫たちがいない」
みんな「な〜んだ。そんなことかよ」
みんなひでぇな〜〜。
ジャ「そんならさっきの人工衛星もどきはあいつらというわけか」
のび「まぁいい。『イモコ』、これで別荘は俺たちのものだ!」
静香「『イモコ』言うな」
ジャ「『うるさい』、スイカ冷えてるみたいだよ〜〜」
静香「『うるさい』言うな」
ドラ「『風呂ヲタ』、一緒に川で遊ぼう」
効果音「ぷちぃ」
すず「なんか切れたみたい」
のび「行くぞ!イモコ・・(ドグシャアアアアアアアアアアア)はらひらほれ・・・・(気絶)」
静香「ナメんじゃねーぞ!ゴラァ!!その腕、へし折ってくれる!」
効果音「ボキボキボキッ!!!!うわぁぁ・・・・!!!」
別荘内。
オッサン「あの娘、ただ者じゃないな」
オッサン2「確かに」
そして。
静香「あーすっきりしたw(○クシードール風)」
のび「痛いよ〜〜〜〜」
すず「そんなことよか別荘の中に誰かいる!!」
ドラ「何?」
ジャ「俺がやっつけてくる!!」
つづく!!
〜あとがき〜
スネ「ひどいじゃないか!変な設定にして!!」
すず「いいじゃん。お前の短編書いてあげるから」
スネ「うん!いいよ!!」
静香「のびーた。腕治った?」
のび「なんとかね」
ジャ「あのオッサン何者だ?」
すず「次回のお楽しみっちゅーことで」
スネ「どんなやつだろーな??楽しみだなー!!」
すず「次回、最終話!!」
のび「早くない?」
静香「次回をお楽しみに!!」
すず「人のセリフとってんじゃねーよ、この『イモコ』・・・」
ドグシャアアアアア!!!!!!
第三話
別荘内に入り込んだジャイアン。
ジャ「強盗だったらすぐに静香ちゃんを呼ぼう」
よわっ。
ジャ「バットと盾と鉄アレイ・・・よし」
鉄アレイは何に使うんだ?
ジャ「やあああああああああああ!!!!!!!!」
効果音「ゴンッ!!!!」
オッサン「イッテー!ちょーイテー。何するかー!!」
鉄アレイが二人のオッサンに直撃した瞬間であった。
ジャ「お前たちが侵入していたからやったまでだ。文句あっか!!」
オッサン2「大有りだい!!」
ジャ「あれ、オッサンたち顔赤いよ」
オッサン「まぁね!酒を飲んでいたからさ!」
オッサン2「ってゆうかここ俺たちの別荘じゃなくない!?」
ジャ「今気づいたんか!!」
オッサン「いや、酔っ払っていたからね」
オッサン2「悪い悪い」
オッサン、退場。
ジャ「なーんだ。じゃあ1週間はここを使い放題なわけか!!」
するとそこへ。大御所、静香のお出ましである。
静香「オッサンたちがいなくなったみたいね」
ジャ「なんでも、間違ったらしいぜ」
のび「バカだなぁ。じゃ、1週間遊び放題だ!!」
ドラ「スネ夫がいないから有意義に過ごせるな!!」
すず「多分、いい機能とかあるんだろうね」
のび「当たり前じゃん!」
みんな自分勝手すぎである。
ドラ「はははは・・・ところでオリキャラってあのオッサン?」
すず「まっさか!あんなのただの口実だよ。ああやって言えばみんなスネ夫を消したがるだろうと思ってね」
のび「お前すごいぞ!」
ドラ「天才だよ!」
静香「やるわね」
みんな「あはははははは!!あーははははははは!!!!!」
みんなの笑い声がこだました―――。
しかし、まだこれからダゾ!オッサンのあの鉄アレイのお返しは、まだ終わっていなかったのだ!!
効果音「ドンドンドン!!」
扉を叩く音がする。
静香「ZZZzzzz・・・・」
効果音「ドンドドドドドドドドン!!!!!!」
静香「だー!うっさい!!」
ドカドカと扉の前に行き、思い切り扉を開ける。
静香「うるさいのよ!ってあんた・・・オッサン?」
オッサン「そーだよ!どうしてくれるんだ。おかげで頭にでっかいたんこぶが」
オッサン2「俺なんか骨にヒビ入ってるんだよ!?」
静香「そりゃドラっちに助けてもらわないと」
ドラ「呼んだぁ?」
ちゅーわけで。オッサンも見事回復!!お礼に温泉の素をもらったみんな。
充実した1週間はあっという間に過ぎていくもので・・・。
ドラ「お世話になりました!」
無人の別荘にあいさつをするみんな。
ジャ「楽しかったぜ!」
すず「また来るよ!!」
静香「楽しい思い出をサンキュ!」
のび「またスイカを食べよう!」
それぞれあいさつをし、どこでもドアで帰った。
その後―――。
ドラ「不思議だなぁ」
のび「僕も」
ドラ「なんか忘れてる気がする」
のび「そーそ!な〜〜〜んか忘れてる気がする」
2人「ま、いっか!」
こうして、みんなの平凡な日々は続くのだった。
完!!(でも続くかも)
出演者
ドラえもん
のび太
静香(イモコ)
ジャイアン
すずらん(作者)
オッサン
オッサン2
のび太のママ
のび太のパパ
その他
〜あとがき〜
すず「ふー。疲れた」
??「ちょっと!!」
すず「何よ?うるさいな」
スネ「うるさいじゃないよ!よくも騙したな!」
すず「何のことかしら」
スネ「台本を読んだぞ」
すず「ゴメンね〜〜(舌を出しつつ)」
スネ「何がゴメンだ!!」
すず「安心しろ。特別短編を書いてやろう」
スネ「ラ、ラッキー!!」
番外編!
「TPICK〜スネ夫の自殺〜」
東京で、骨川スネ夫が自殺した。別に謎を解く必要はないと感じた住民であった。
おわり
スネ「なんじゃごりゃああああああああああ!!!!!!!!」
すず「金ねーもん。贅沢言いなさんな」
スネ「覚えてろ、すずらんの彼氏にこのことを言ってやるからな」
すず「ごめんね!第四話にちゃんと書いてあげるから」
スネ「わーはははは(本当はすずらんの彼氏知らないんだよな)」
すず「ちゅーわけで、続きます・・・・」
続く!!
第四話
特別短編!(全2話)
1『ジブリと一緒!〜ラピュタ編〜』
スネ「なんかいいことないかな〜〜」
シータ「あら。こんにちは、スネ夫くん」
スネ「あ!シータ!!」
シータ「今日はぜひスネ夫くんに来てもらいところがあるのよ」
スネ「本当!?」
シータ「さ、行きましょう」
ついたのは。ラピュタであった。
シータ「ここが私たちの舞台のラピュタよ」
スネ「すごいねぇ・・・・」
パズー「やっほー。スネ夫」
スネ「あ、パズーだ!」
パズー「来たまえ。見てもらいたいものがある」
スネ「はい?」
へんな薄暗いところに連れて行かれるスネ夫。
パズー「金を返したまえ!いい子だからあ!!」
スネ「はぁ!!??私が西暦何年何月何日何時何分何秒にあなたから借りたって言うのよ!!」
シータ「女言葉やめなさい」
パズー「僕は2005年3月7日午後3時41分59秒にスネ夫に100万円貸したよ!!」
正確だな!!
スネ「何ーーーーーーー!!!!!仕方ない。返します・・・」
パ&シ「(ニヤッ)渡したね?」
スネ「はい?」
シータ「あんた、だまされたね?」
パズー「ははははは!!!見事に引っかかりやがったな!!」
2人「はーははははは!!!!!(去る)」
スネ「だまされたーーーーーーー!!!!」
教訓:ヤミ金には気をつけよう。
2『ジブリと一緒!〜となりのトトロ編〜』
スネ「アー・・・もうやだよ」
メイ「スネ兄ちゃんどうしたの?」
スネ「あー、メイちゃん。実はカクカクシカジカなんだ」
メイ「へー。バカだね!!」
さつき「メーイ!!」
メイ「姉ちゃん。このオッサンバカなんだよぉ〜」
スネ「オッサン言うなよ」
さつき「ところで大変よ。あんたの親父さんが痴漢で逮捕されたわよ」
スネ「なに〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
さつき「懲役1分で許してくれるって。その代わり、賠償金『3億円』払えって。それがダメなら死刑ですって」
スネ「日本の刑は厳しくなったな」
メイ「どーすんの?」
スネ「・・・・・3億もってくる」
2人「(ニヤッ)」
10分後。
さつき「すずらん銀行に振り込んでおけばいいらしいわ。警察に聞いたわよ」
スネ「助かるなぁ」
そして。
スネ「ただいま!パパ、なんで痴漢なんかしたの!?」
ママ「スネちゃま、パパはずっと部屋で寝てたざますわよ?」
スネ「何!?」
ママ「昨日残業で疲れたんざましょ」
スネ「だ、だ、だまされたああああ!!!!!!」
教訓:振り込め詐欺には気をつけよう。
〜完!(マジで)〜
あとがき
すず「どんなもんだ」
スネ「ひっでー!」
すず「文句言わない!」
スネ「お金がああああああああ!!!!!」
すず「うっさい!チビ!」
スネ「ガーン・・・・」
☆おわり☆
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