のび太という人
じおす作
はい、一年以上ぶりの更新です。え? タイトル見て、『ありがちだろ、これ』と思った人、手をあげて!
……結構いますね、はい。これ以上、詮索する必要が無いように思われがちな、我らが野比のび太のキャラクター像。
じつは、あまりまだ探られて居ない部分があります。それは、美化しているものを崩すことです。
のび太は、根っからのいい奴……と思われがちですが、実は違います。なぜ、そういえるのか? それは、クラスの女子が言った一言。
女子A「なんかさ、ドラえもんののび太って超キモイよね〜〜、ハハハ」
女子B「うん、なんか超おたくっぽいって言うかさ〜〜、あ、じおすに似てね? キャハハハ」
オイ。 まあ、最後のは置いといて(実話ですが)どうやら、ドラえもんファンじゃない人の方が、案外鋭いかもしれません。
そう、今回はのびたを、じおすの主観的論から崩すのではなく、良く知らない人からの視点で、超激辛で見たいと思います。
今回の実験対象
ドラえもんを良く知らない人 この人の条件は、『ドラえもんの誕生日を知らない、または主要キャラ5人以外を
知らない人、そしてアニメドラえもんを見て居ない人に限ります。
ここからは、実際に友人とはあまり呼べない方に聞いた結果です。
友人じゃない人「何だと思ったら、ドラえもん? ハハハハハハッハアアアアアアアハハハハ! いいよ、別に答えても」
じおす大谷「なるべく、早く終わらせるから、頼むからあまり大きなリアクション取らないでね……」
友人じゃない人「は、じゃあ始めてもいいよ!」
じおす大谷「ドラえもんのキャラの中で、のび太っているじゃない、コイツ、はっきり言ってどう思う?」
友人じゃない人「……ギャグだよね、これ。マジメに答えるほうがおかしいよ、ア、ハハッハ!」
じおす大谷「(うわ〜〜、ナックルダスター装着して殴りてぇ)いや、どうでもいいからさっさと答えて」
友人じゃない人「はいはい、まず、何? 何もできないダメ人間……これでいい?」
じおす大谷「じゃあ、良いところってあると思う?」
友人じゃない人「は? だからぁ、ダメ人間って言ったじゃん。いい所なんてあるの?」
じおす大谷「じゃ、最後ね。自分はのび太に似てると思ったことある?」
友人じゃない人「ハハハハハッハハ!そんなことは無いよ……だって資格持ってるし」
じおす大谷「分かった、ありがとう。もういいよ」
友人じゃない人「頭おかしいんじゃない……ねじどっかで落とした?」
つまり、この友人じゃない人(友人にこんな質問しません)の意見をまとめてみると、のび太は究極のダメ人間であるということ、
のび太に似ている人はあまりいないため、共感はかなり薄いと思われます。
さあて、今の意見のどこにのび太のいい所があったのでしょう? しかし、のび太のダメ人間というレッテルは一体どうして貼られたのか?
それは皆さんご存知のとおり全てにおいて何もできないからです。が、のび太を見て見ると、究極のダメ人間はいないと思われます。
のび太は、決して人をわざと傷つけるようなことは絶対にしません。
つまり、のび太はダメ人間ではないということです。
美化されたものは、ここから来たはずです。のび太は普段はダメなんだけれど、いざという時には、かっこいい。
まさに、現代人の星のような人間です。しかし、勝手に星にされたのび太の気持ちを考えてみてはくれないでしょうか。
ヤツはただの人間。ただの人間なのです。 美化したのは、自分達が優越感を味わおうとしているだけです。
美化した、優越感をえようとした人間は、少なくは無いはずです。実際、じおすもこの一人でした。自分の劣る部分ばかりめっちゃ探します。
本当の自分が分からなくなった時期が、本当にありました。
今でこそ、ドラミューを担っているわけですが、こうなったのは、自分の弱さに気づいたからです。
今回は、どうして冒頭で『美化の壁を崩す』と言ったのか。それは、こういいたかったのです。
ゴタクを並べる暇があったら、
勉強しろ!
のび太にすがらないで、
自分の足で立って歩け、バカ野郎!
崩して欲しかったのは、自分の周りを包むカラだったのです。あなたは、勝手に自らを閉じ込めて居ませんか? 隔離してませんか?
のび太は、今日もどじをしながら、ネバーギブアップの精神で生き続けているのです。
今日の結論
あなたは、のび太になれない。 あなたは、のび太以下である。 自分を上に上げるな。下をみるな、前を見ろ。