ドラえもん のび太の魔科学戦記

ゼクロス・アークウィンドさん

 

プロローグ

「ねぇドラえもん?」
「何?」
と二人のいつもの会話が始まった、憎悪神の力を手に入れたのび太を正気に戻して一週間・・・何事も変わらない生活を送っていた。

「もしもボックス出して」
「え?」
のび太の突然の一言に驚くドラえもん。

「あの大会でさ・・・何かがひらいめいたんだ・・・」
「そして・・・最もやってみたいと思った事があるんだ・・・」
のび太が話している途中、ドラえもんは「もしもボックス」を出した。

「それはね・・・」
のび太はそう言いながら、もしもボックスにドラえもんを連れ込むと受話器を取り出した。

「もしも・・・」
のび太は笑みを浮かべながら言い放つ

「魔法と科学が・・・」

「ごちゃ混ぜになった世界になったら!!」
のび太は最後に言い放った、するとジリリと音が響き・・・彼らは平行世界に存在していた。

「・・・魔法と科学・・略して『魔科学』の世界がどんなものか見てみようか」
「うん」
とドラえもんの問いに答えるとのび太は二階の窓を開けた・・・すると

「「ええぇぇぇーーーーーっ!?」」
一斉にそう叫んだ・・果たして彼らが見た驚くべき光景とは!?


続く


〜オマケ?〜
ゼクロス:これからロボット分、機械分、ヒーロー分を入れようと思います・・・もちろんドラ総合な意味で無敵は健在(爆)ですw

 

episode1「この二人、ブロック無しだとほぼ最強です」

「そ、そんな・・・」
「こ、こんな・・・」
と彼らは驚愕した・・何故ならば・・・

「「この世界ってブロックで出来てるのおおぉぉぉぉ!?」」
目の前の光景にはブロックで出来た乗り物や飛行機が普段どおりのように飛び交っていた、
下を見るとホウキに乗ってるものや自転車に乗ってる者もいた・・やはりこの世界は魔法と科学が
混在している世界だという証拠でもあった。

「・・・滅茶苦茶だね・・・どうする?」
「・・・まぁ良いじゃない」
と彼らが会話してる時・・

「おいのび太、ブロイドウォーズやろうぜ!!」
とスネ夫と武が二回にいる彼らに対しそう言い放った、彼らは自転車とホウキの中間のような乗り物にのって宙を浮いていた。

「ブロイドウォーズ?うわあ何か凄く略語を表してるね・・」
「・・・」
のび太の言葉に二人は一時沈黙した。

「ジャイアン、のび太には無理だよ、想像力なんて無いし!!」
「アハハ!そうだな!!お前には無理だな!!」
と二人はその場から去ろうとした・・・その時!

「で?それはどんなものなのかな?僕達は・・知らないんだ・・・初心者に色々教えるのは・・既プレイ派の仕事だろう?」
とドラえもんはショックガンを構え、のび太はデルタフォンを構えていた。

「は、はい教えます!!ドラ様、のび太様!!」
と彼らは自転車とホウキの中間のような乗り物から二階に降りた。

「とりあえず、この世界について色々ね・・・」
「「こ、この世界?」」
とスネ夫と武が言葉を反復した、その後この世界について説明し始めた。

「えーと、この世界にはブロキリウムというブロック状の物質があって、それで魔法と科学を共存させてきました・・
無限に精製できるので・・すぐさま黄金の時代のような・・そんあ素晴らしい時代が出来ました」
「精製って何?」
「作るって事だよ」
とのび太の質問に答えるドラえもん、この二人ドラえもんはともかくのび太は寝ずに聞いていたのは前回の戦いの影響だろうか

「所が、それで乗り物や兵器等が簡単に作れ巨大化できるブロキリウムの所為で・・・戦争が・・100を越える程起きてしまいました!!」
「「えぇーっ!?」」
彼らは驚いた、自分達が習った歴史の中に起きた戦争よりこの世界ではかなり起きていたからだ。

「度重なる戦争で反省した人達は今度はそれを悪用しないようにと――それを自分達の平和や災害の救助活動用に使う事に決めました・・」
「へえー」
と彼らは拍手をした。

「で、それの名残でブロックドロイドウウォーというブロックで造ったロボットを戦わせるゲーム、
まあ競技が生まれたんです・・それを破壊活動用に巨大化は禁じられています・・・何か敬語になっちゃったけど、まぁこんな感じ」
と説明が終わった後、二人は窓から奇妙な乗り物に乗った。

「・・・後でスネ夫の家に来いよ!のび・・・太様!!」
とゴウタケはその場から去った。

「・・面白そうだね」
「何せ表裏一体の代物で出来た危険な玩具だからね」
のび太の楽観的な言葉に対しドラえもんの言葉は意味深で暗い、流石だ。

「・・・でも君はブロックなしでも強いからね・・・」
「まあね」
のび太の言葉にドラえもんはそう答えると

「とりあえずスネ夫君の家行って」
「ブロックを脅して手に入れよう」
「君も僕に似てきたね・・・」
「長い付き合いだからね・・これからもよろしくね」
と彼らは笑顔で一階へ降りた後、スネ夫の家へ向かった。

「・・・どうだい、僕のこのブロックのコレクションは!!」
「うるさい」
高らかに叫んだスネ夫だったが、のび太のいきなりの冷たい一言に塞込んだ。

「よし、取り合えず巨大ロボを造れるぐらいのブロックやパーツを持っていこう」
「ドラえもん、ヒーローとは程遠い事をするね?」
「君もね?まあこんな市民から巻き上げた税金で贅沢している人なんて知った事ではないけどね」
とかなり酷い事を言いながらブロックを集めていた。

「貴様・・調子に乗るな!!さっきは銃なんて持ちやが・・!?」
武は殴りかかろうとしたが、その動きを止めた・・何故ならば

「・・・君も甘いね?」
とデルタフォンを向けていたからだ。

「さあて早速作ろう」
とドラえもんはブロックでロボットを作り始めた。

「もう、皆酷い!こうなったら後でバトルだ!!」
とスネ夫はブロックで作ったロボットを見せた・・感想、かっこ悪い・・槍を装備している自体臆病だと分かる。

「君達に上には上がいると言う事を教えてあげよう!」
ドラえもんは余裕気に言い放つと

「ドラえもん!今こそ僕達の力を見せる時!」
「よし!いくぞ!変身!」
とドラえもんはΩカイザーギアを取り出し、変身・・そして

「ハイパークロックアップ!!」
"Hyper clock up"とハイパークロックアップを発動させた後、ブロックを造り始めた。

「これが僕達の!!」
「友情の機体だ!!」
とブロックで造った物を見せた・・それは・・・

「パワードスーツ!?それに・・・何か変形しそうなロボット!?」
とそこには以下同文の・・物があった。

「付いて来て」
とスネ夫はどこかへと案内した。

「・・・どうだい!パパがブロイドウォーズの開発者と友達でね・・こんな特別のフィールドを用意してくれたのさ!!」
と自慢げに言い放つスネ夫・・いつもの自慢癖だが目の前にはブロックで作られたフィールドがあった。

「異次元の中にフィールドを開発するのに・・あんまりお金かからなかったんだぞ!やっぱり技術が優れているし!アハハハ!」
「・・・で?このブロックをどうやって巨大化させて戦わせるの?」
のび太の質問にスネ夫は

「大きくなれってそのブロックに思えば良いんだ!見てよ!ホラ!」
とスネ夫は自分のブロックのロボットに手を差し出した、するとそれは巨大化し・・20mはあるロボットになった。

「ブロイドは皆戦闘用にも簡単に出来るから、絶対遊び以外で巨大化させちゃ駄目だよ!!」
「・・・ありがとう、それじゃ遠慮なく戦わせて貰うよ」
とドラえもんは言うと

「僕は魔法は使えないから・・のび太君、おそらく大きさはある程度まで変えられるはずだよ!」
「うん!」
とのび太は自分達の作成物に指を指した・・するとそれも巨大化しのび太のロボットは18mぐらいになり、
ドラえもんの造ったパワードスーツのようなブロックはドラえもんが実際に着られるサイズになった。

「・・・よし!いくぞ!」
スネ夫はそう言い放つと、彼はブロックに乗り込んだ――もちろんブロックを自分の意思で自由に動かせる事を利用した方法だが・・

「よし!本当は変身しても良いんだけど・・手加減してこのブロックの変形もできるマシンに合体して戦ってあげるよ」
とそのブロックで出来たパワードスーツのような物体を装着、のび太もロボットに乗った。

「いくぞ!ブロイドウォー・・・!レディー・・」
「「「ゴー!!」」」
と掛け声をすると始めての感覚の戦いが始まった。


続く


〜オマケ〜
ブロイド
詳細:ブロックドロイド、それの略。

 

episode2「竜巻斬……え?駄目?」

「いくぞ!俺がのび太なんかに負け・・・!?」
と武が<負けるわけない>と言おうとした瞬間、そこには・・・のび太のロボットがあった。

「ふ、僕の前に現れた時点で君の運命は決まっている」
と銃を向けた・・「ブラスディバイスト」がいた。

「ち!」と武は一歩下がると拳で殴りかかった!

「その動き・・・・・・読むのは一瞬で十分!」
とのび太はそれを簡単に回避する!

「ば、馬鹿な!?奴はエースパイロットとでも言うのか!?」
とのび太の動きを見てそう言い放った武がいた、そこのあなた、それ「『謎の食通』の台詞だろ!」とか言わない!

「嫌だ!ロボットが強化スーツもどきに負けるなんて!」
スネ夫はそう呟いた、何故ならドラえもんがあまりにも強すぎるからだ!

「君は一つミスを犯した・・・それは・・・」
ドラえもんはスネ夫の機体の懐に接近すると

「ひ!!」
と100%の力で機体を殴りつけた、もちろん変身状態なので・・・

「敵の戦力を過小評価した事さ・・・」
と台詞が決まった所で・・ブロックに大きな皹が入り、それに連なるようにあらゆる箇所に大きな皹が入った、100%の力でなくてもまた攻撃されたら絶対と言っていいほど機体は崩壊するだろう。

「は、反則だ!?君の存在は!!」
「ロボットの存在を否定するな!!」
と怒ったドラえもんはまたも殴りかかった。

「ひ!!」
と瞬時に回避したが、その攻撃は右腕に命中――砕けた。

「俺の攻撃をかわすだと・・!!のび太の癖にぃぃっ!!」
と武の悔しそうな声がこのブロックのフィールドに響いた・・もはやこれは勝利と確信しても良いだろう。

「上には上がいる事を知らないから、いっつも痛い目を見るんだ!」
確かにその通りである、その有名な例は主に「げんこつ・げんごろう」「ロボ子」などだ。

「さぁ大人しく受け入れるんだ!!」
のび太は二丁のブラストランチャーを構えると

「デッド・エンド・シュート!!」
と弾丸を十発放った・・・いくらブロックの銃とは言え実際に戦闘用に簡単に改造できる玩具なので・・・

「うわあぁぁぁーっ!!」
とその攻撃が命中した・・・

「く、くそ・・・俺がのび太に・・実力者なら・・まだしもこいつに!!」
十発の内五発が彼に命中した・・それはもちろん手加減であり本当だったら全て命中している。

「ジャ、ジャイアン・・こうなったら・・」
とスネ夫が駆け寄り話かけた。

「ああ・・・そうだな・・・いくぞ!!」
と武駆ける「グラプラン」とスネ夫の「スネリウス」は構えると

「俺達の力を見せてやるぜ!!」
「いくぞ・・合体!!」
グラプランとスネリウスは変形した!そして・・・

「ジャネル・スネオン!!」
と冗談みたいな名前を叫んだ・・そこにはグラプランとスネリウスの合体機「ジャネル・スネオン」がいた・・

「ふ、僕が本気出せば瞬殺出来る事はわかってんの?」
「「あ」」
とドラえもんの一言に一瞬動きを止めると

「今だ!」
とのび太は叫ぶと

「ドラえもん!!今が僕達の力を見せる時!!」
「うん!」
ドラえもんはブロックのパワードスーツ似から脱出、するとそれは一人でに変形しサポートメカになった。

「このブラスディバイストの変形、それをしかと見届けるんだ!!」
のび太がそう言うとブラスディバイストは変形し・・馬のような形態になった。

「僕の『本当』の愛機を見せてあげるよ!勇神装甲ライファン!」
とあろうことか・・・次元を超え「ライファン」を召還した!!

「待てよ!それどうみても戦闘用じゃないか!?」
驚愕する二人。

「このライファンはこのΩカイザーギアで変身した時しか呼び出せない・・
それについては別世界から来た僕にこのギアについて全て教えてもらったよ!!」

ちなみに彼が発言した「別世界の自分」とは「ハイパーヒーロー作戦」世界のドラえもんである。

「正義は必ず勝つと言う言葉の意味を君達にその身を持って教えてやる!!」
とドラえもんは搭乗した直後、のび太のブラスディバイストの上に乗り込んだ・・・その姿は戦国時代の騎馬武者のようだった。

「・・・くそおぉぉ!!!」
とヤケクソになった武は機体を前進させた。

「いくぞ!」
とドラえもんのライファンは「ディバインカリバー」を構え・・ブラスディバイストを前進させた!

「その目に焼き付けろ!!」
「これが僕達の・・・!!」
とライファンを乗せたブラスディバイストはジャネル・スネオンに向いながら高らかに言い放つ!!

「「友情の力だ!!」」
と同時に叫ぶと、ドラえもんのライファンはディバインカリバーを二人の機体の腹部に目掛けて・・薙ぎ払った!!

「うわああぁぁぁーっ!!」
とそのまま上と下に両断された・・・

「ふぅ・・・」
それを確認すると二人は機体から降り、ライファンを時空間に移動させた。

「ああ・・僕のロボットが・・」
「ちくしょおぉ・・・」
と切なげに見つめるスネ夫と武の姿があった、巨大ロボットもただのブロック仕掛けの玩具に戻り、もちろんボロボロだった。

「はい、復元光線〜」
とドラえもんは四次元ポケットから復元光線を取り出し修復させた。

「う、う・・・僕達・・・」
修復されてもなお嘆いていた。

「上には上がいる事を教えられたぜ・・・」
武は二人に言い放つと・・塞ぎ込んだ。

「帰ってくれ・・・うぅ・・・」
スネ夫の言葉に二人は大人しく帰った・・・もちろん彼のブロックも奪ってからだが。

「・・・ドラえもん」
「何?」

帰宅時、彼らは会話を交わしていた。

「生身とあのロボットは反則だから、ブロックのロボット作った方が良いよ・・」
「分かった、あの戦いを参考に造ってみるよ」
のび太の言葉にドラえもんはそれだけ答えた。

―・・・総帥―
―ええ・・・分かっていますよ・・・―
総帥と呼ばれた者はそう答えると

―我が国を・・・最強の国に・・・そして―
―私を・・・いえ私を陥れた・・外人を・・排除します・・―
と「総帥」は物悲しそうに自分と家族が移っている写真を見つめ

―二つの吸収者・・・「アブゾーバー」「レキュイスト」で!―
そう言い放った、その口調からは本当に何かを始めようとする事が感じられた。


続く


〜オマケ〜

ブラスディバイスト

詳細:のび太が造った馬に変形する射撃戦闘用ブロイド
主にドラえもん(の機体)と連携する為に造られたと言っても良い。
キハライマー(爆)曰く「二体揃わねば、役に立つまいが」では決してない。

 

episode3「パターンTBS……何にしようか」


「君との連携用に造った攻撃用のロボット造ったよ」

とドラえもんが昨日――武とスネ夫と戦った日に造ったロボットを見せた・・

「うん、それなら・・・って!これは・・・反則じゃないかな?」

のび太の感想がそれだった・・何故なら

「そうかな?ただ金属の剣を装備して、更にブロックの大剣を作っただけだけど・・・」
彼のロボットは大剣を二つ構えていた・・・ブロックならともかく、その片方は危険だった―――何故なら金属の剣だからだ。

 

「金属は駄目!相手に大怪我負わせたらどうするんだよ!?それにブロックのロボットの大会があったとしたら、
それ一発でアウトになるよ!!」

「ふ、いつ敵が来てもいいようにその武装を造ったのさ!それにちゃんと君のプフェールトモードに乗れるように造ったからさ!」

「ぷ、ぷふぇーるとって何?」

のび太の問いに彼は

「プフェールトっていうのはドイツ語で馬という意味だよ」

「へえ、・・ていうかよく知ってるね」

「そりゃロボットだからね」
と答えるドラえもん、ある意味格好良かった。

「・・・まぁ良いや、でもそれはいざと言う時に使ってね」

「うん」
「のび太、スネ夫さんから電話よ〜」

「はーい」
とのび太の言葉にそう答えた直後・・・玉子からスネ夫がこちらに電話を掛けた事を伝えられた後、一階に下りた。

「もしもし」

「話したい事があるから家に来て」

「絶対だからな!!」
とのび太は電話に出た直後、武とスネ夫は彼にそれだけ言うと電話を切った。

「話したい事があるから家に来て、絶対に・・て言われたんだけど」

「・・・まあ行ってみよう」と二人はスネ夫の家へ向った。

「おう!来たな!!」
と武が向い出た、そこにはスネ夫と静香がソファーに座っていた。

「話って何?再戦ならやめてよね、君達が敵う訳ないじゃないか!」

そう問い始めたドラえもん、一部某クソアニメのキャラ二人の台詞に酷似した台詞があるが気にしないでいただきたい。

「再戦じゃないよ・・まあ見てくれよ」

とスネ夫がリモコンを取り出しテレビの電源を付けた。

 

<我々ディバイン・セイバーズはこの世界の平和、そして発展に努力を惜しみません>
とそこには何かの組織の総帥が演説をしていた。

 

「誰?この人?」
のび太の問いに彼は

「知らないの?まあ良いや・・・この人は『ディバイン・セイバーズ』の総帥・・「龍徒 真夜」っていう人だよ・・・
19か20の若さでその組織を成立した人なんだよ」

「へえ〜」

と納得したのび太、更にスネ夫は言葉を続ける。

「でもね、あの言葉の割には全然信用性が無かったんだ」

「何で?」

「よく見てよ」

とスネ夫は真夜の表情を注目させた。

 

「顔の表情からは全然真剣に取り組もうと感じられないんだよね〜」

「まあお偉いさんはそんなものだよ、歴史上の偉い人なんてそんなものさ・・直には信用しちゃ駄目だよ」
そう言い放つのび太、かなり言葉が意味深だ。

「のび太さん・・・かなり厳しい事を言うのね・・・」

と呟いた静香の姿があった。

「・・・まさか・・・スネ夫君・・君は僕達で・・そのディバインセイバーズっていう組織について調べるとか?」

「ああ、その通りだぜ!」

スネ夫が<その通り>と言うまでも無く、武が答えた。

「もしかして潜り込むの?」
静香の問いにスネ夫は

「うん」
とキッパリと答えた。

「もし見つかったら、殺されるかも・・・」

「大丈夫さ、この二人がいるんだから」

とスネ夫はドラえもんとのび太を指差しそう答えた。

「まぁブロイド使えば良いじゃないか・・・」

のび太ははっきりと皆に聞こえるように言い放った。

「だけど私のブロイドは銃とかしか・・それにあの組織は世界一の技術を持っていて、この日本の技術の基礎を造ったのが
彼らよ?戦闘用のブロイドだってあるかもしれないわ」

「戦闘用?それ持ってたら、あれは単なる軍隊だろ?大丈夫さ」
ドラえもんは静香に対しそう言い放った。

「皆、参加するよね?実行日は2週間後だけど」

スネ夫の問いに全員は頷いた、中には遅れて頷く者もいたが・・賛成には変わらない。

「あ、そうそう」

「どうしたんだい?のび太君?」
とのび太が突然言い放った。

「合体技、ドラえもんとだけでなく静香ちゃんとも・・・」

「・・・使っていいよ」

のび太の要望を理解したのか、彼にブロックのフィールドを貸すことにした。

「まさか編み出した合体技を『ツイン・バード・ストライク』にするんじゃないんだろうね!?」

「その通りさ!!」
ドラえもんの問いにのび太はそう答えた。

「そ、それって出来るの?」

「出来るさ!だって君の声優はスパロボの某キャラの声当ててるし」

「・・・そ、それって関係ないんじゃ」

のび太の電波ネタには呆れるが・・・流石に声優ネタはまずいだろう。

「でも後ろに翼がないでしょう?」

「・・・」

静香の言葉にのび太は沈黙した

「だが、止め技はなくても銃のコンビネーションは出来るさ!」
と沈黙を破り開き直った。

「よし技の過程を教えよう」
とのび太が説明し始めた時、スネ夫と武が部屋に入ってきた。

「まず敵に向って同時に前進、そして静香ちゃんがブラスターを連発しそして僕も連発!止めに最大出力で一斉射撃だ!!」

「分かったわ!!」
のび太の難しいような簡単なような技の過程、しかし静香はそれをきちんと理解していた。

「・・・声優ネタに君は入ってない・・・残念だったね、のび太君」

「ああ・・・アラドの声だったらな・・・合体技が更に・・・」
ドラえもんのさり気無い一言にのび太は落ち込んでいた。

「まあ頑張って」

ドラえもんは一言だけそう言った。

 

 

―総帥、そろそろ攻め時では?―
―焦りは禁物です・・それに・・私の専用機をまだ調整したいのでね―

「総帥」の目の前には・・・50mはあるであろう巨大ロボットがあった。

―いつか、この組織は解散される・・・別世界の戦士が二人来ていますから―

総帥は誰にも聞こえないように呟いた。

―それに、組織を成立した真の理由は説明してる通り・・「帝王」を滅ぼす事ですから―

総帥は一言そう言うと、何処かへと去った。


続く


〜オマケ〜

ツイン・バード・ストライク

詳細:アラドとゼオラの合体技。 ゼオラの声優がかかずゆみさんなので声優ネタでやろうとおもったら・・のび太の声優が・・うん

 

episode4「ツイン・ブラストライク」

「・・・何で静香ちゃんと合体技を完成させたんだ!これじゃ三位一体攻撃もやらなくちゃいけないじゃないか!!」
とドラえもんはのび太に抗議をかけた、それにしては表情が嬉しそうなのだが。

「三位一体か・・・もしゲームで加算すれば相当のダメージが叩きこめ・・・」
とのび太の言葉が切れた・・・何故なら

「・・どうしたの?」
ドラえもんの問いに

「あ、あれ・・・」
とのび太は指を指した、その方向にドラえもんは振り向いた。

「・・・」
何と、彼らの目の前に謎のロボットが窓を見透かしていたのだ・・それだけならまだしも更に銃も突きつけていた。

「・・・行こうか」
「うん」
と三人は外に出た。

「よし!合体技の成果の引き立て役になってもらうよ!」
とのび太は手を掲げ、自分の機体を巨大化させ搭乗し静香もまた同様の行動を行い、いつでも戦闘できる態勢に入った。

「いくぞ!」
とのび太は・・レーザーエッジを構えた。

「・・・」
機体は銃を構えた、その方向には住宅街があった・・それは「近づけばどうなっても知らないぞ」という脅迫だと感じ取れた。

「卑怯な!?のび太・・決して動く・・・」
スネ夫が<動くな>と言おうとした瞬間・・・閃光が走った。

「・・・」
その機体の銃が無くなった・・・いや正確には「破壊」したのだ。

「まさか、ここでやるの!?」
スネ夫の問いにのび太は

「うん」
と答えると

「ドラえもん、あの・・重さ吸い取りスポッド・・だったけ?あれを!」

「・・・ああ・・重さ吸い取りスポ・・なんだっけ?しばらく使わなかったから忘れちゃったよ、まぁ良いや」
とドラえもんは「重さ吸い取りスポイド(この時点で仮名?)」をポケットの中から取り出し、それを敵ブロイドに向けた。

「はい、重さ吸い取るよ〜」と彼はボタンを押した、すると・・・

「上昇していく!?」
その機体は上昇していった、もちろんそれ程の重量までに吸い上げたのだ。

「ありがとう・・ドラえもん!よし・・静香ちゃん!」

「ええ!!」
と彼らはブラスターを構えると

「TBSオブタクティクス!」
と二機同時に上昇した。

「・・・!!」

敵機が回避運動を取ろうとしたが、すでに遅かった。

「のび太さん!!」
と静香機はブラスターを近距離で連発、敵機にダメージを与えた。

「隙だらけだ!」
と彼もブラスターを連発、敵はダメージを受けると同時によろめいた・・その瞬間を狙って・・

「ツイン・・・」

「ブラストラァーイク!!」
と最大出力で銃を連発!!

「!?」
そして・・その機体は爆散した。

「やった!!」

喜びの表情を見せたのび太・・しかし・・自分達の町で戦った・・それで色々問題が起こるはず・・・だった。

「やったね、それとこの戦いについてはちゃんと、僕の道具で記憶を消したからね」
実は戦闘中にドラえもんは見ていた人間(この場にいる全員以外)の記憶を消していたのだ。

「良かった・・・」

のび太はそう言い放つと、機体から降り静香も同じく降りた。

「・・だけど、あのロボットは一体・・・?」

「あれは・・・もしかして・・・何かの軍隊の偵察機じゃないかな・・・?」

「え!?」

ドラえもんの言葉に全員動揺した。

 

「偵察?何を偵察するんだろう・・・それにパイロットはいなくて・・無人機だったみたいだけど・・」

「おそらく・・僕達に何か用があって来たみたいだね・・・」

「用って何?」

「さぁ?」

スネ夫にそう答えたドラえもん。

「あ、そうだ・・ディバイン・セイバーズについて調べてみれば・・何か分かるかもしれないな・・・」

「確かに・・・じゃあ二週間後に直接、調べて来よう」

「現地でか・・まぁ良いや」
とドラえもんは・・・

「後、ブロック・・僕がいると思った分だけ貰うけど・・良いかな?」
とドラえもんはスネ夫を睨んだ・・・その睨み方から感じられる恐怖は・・・何故か武より多く感じられた。

「は、はい!もう好きなだけ!では付いてきてください!」
とスネ夫は二人をブロックを集め、保存している場所まで案内してあげた・・・

 

―総帥・・・偵察機がやられました―
―やりますね・・・倒したのは「D」と「N」ですか?―
―いいえ、「N」とM・・源静香です―
―そうですか―
「総帥」は報告を告げた部下に・・・

―・・偵察機を向けて、何か分かった事は?―
と問うと

―ええ・・・盗聴器の通信から「二週間後にディバイン・セイバーズについて現地で調べる」と言いました・・・
乗り込むつもりでしょうな・・・おそらくですが―

とその判明した事柄を告げた。

―望む所です・・・D4はまだ出さなくて良いでしょうね・・・―
―総帥・・・D4とは?―
―ええ・・簡単に言えば劣化コピーと言えるロボット四体です、オリジナルと同等・・それ以上は流石に無理でしたよ・・・
  やはり世界が違いますから―
―世界・・・?オリジナルのコピー?それってまさか・・あの二人の?―
―・・・ではD4の所へ行ってきます・・彼らは僕の子供とも言える存在達ですから―

と総帥はその場から去った。

―(今まで総帥の事について、情報があんまり得られない・・・もしやあの方は・・この世界の・・・)―
と部下はそう考えると、その場から去った・・

―やあ―
と総帥が四つの人影にそう呼びかけた、その表情は先程とは違い笑顔だった。

―博士・・―
とそこには「ドラえもん」に似た・・いや粗同じ姿のロボットが四体いた。

―どうしたんだ?父さん?―
そう呼んだ・・・ロボット「ドラーモン」・・・

―君達のオリジナルとその親友達に・・・二週間後に戦うかもしれない―
―!?―
一同に衝撃が走った。

―もしかして、それで殺さずに我らと共に「帝王」を滅ぼす為に招き入れるのでは・・・?―
―出来ればね・・・僕のやろうとしている事は非人道的だから・・・それは・・不可能かもしれない・・―
と表情を曇らせ総帥はそう呟いた。

―(ドラえもん・・・のび太君・・・君達に聞きたい事がある・・・)―
―(どうして・・君達はあの神滅帝王と・・親友に?そして帝王も・・・奴は戦いに巻き込ませる気か?)―
と暫く考え込んだ後

―じゃあ、またね―
とその場から去った・・明らかになった四体のロボットの存在・・・非情に徹しきれない心を持つ総帥・・・一体、どうなっていくのだろうか?


続く


〜オマケ〜

「イージソルジャー」

詳細:偵察機の名前で量産機・・・
簡易なる兵士・・ブロイド(ブロックで作られたロボット)だから強いの量産できるんじゃとか言ってはいけない・・
大変なんですよ・・ブロックのロボット作るのはね?

 

episode5「正義の剣、父親の剣」

「・・・ドラーモン・・・」
「何だ?ドラン」
と「ドラーモン」に呼びかけた猫型ロボット「ドラン」

「気になる事があるんだ」
「?」

「僕達のお父さんは日本を最強の国にする為に外国人を排除するとか言ってたけど・・・本当かな?」
「僕は・・・父さんがそんな人には思えないよ・・・」
ドランの言葉に彼は

「・・・確かにな・・だが、それで組織に入った人が多いのは事実だ・・それ程の愛国心を持っているのか、
外国が嫌いなだけなのか分からないが・・・」
と答えると

「父さんの過去の事を考えると・・・本気かもしれないな・・・最も小規模かもしれないが」
と背を向けると

「行くのかい?ドラーモン」
「ああ・・自分としては戦ってみたい、オリジナルは大剣の双剣使いだって言ってたからな」
と言うとドラーモンはその場から去った・・その頃彼らは

「ドラえもん・・・何造ってるの?」
「秘密さ」
のび太の問いかけにそう答えたドラえもん・・・彼はブロックで何かを作っていた。

「ふ・・戦争には必要なものさ・・・」
「え?」
「何でもないよ」
とドラえもんは窓の風景を見ると

「・・・?」
「どうしたの?」
のび太も窓の風景を見ると・・・

「・・・」
そこに超小型の鳥型ロボットがいた・・

「・・・挑戦状かな?」
「メッセージを伝えます」
とドラえもんが呟いた瞬間・・小型ロボットが伝言を告げ始めた。

「俺の名はドラーモン・ユミル・・簡単に言えばこの世界の貴様だ」
「え!?」
「魔法世界での僕達とは会った事はないけど・・・まさかこんな形で別世界のドラえもんと知らされるなんてね・・・」
二人はそう反応した後、真面目に話を聞く体勢に入った。

「単刀直入に言うが・・・俺は腕試しをしたい」
「え!?」
ドラえもんは突然の事に驚愕した。

「俺の父・・・つまり博士がお前について調べ・・お前が大剣の双剣使いだと聞いてな・・それでだ」
「どうやって調べたの?」
「お前らなら、薄々分かると思ったんだがな・・・数々の別世界を越えて戦うお前達なら・・・」
「・・平行世界を越える機械か乗り物で・・僕について調べたの?」
「そうだ」

と答えると

「場所は・・その機械にあるボタンに触れれば・・・そこに転送できるようになっている・・・」
そう説明した後・・

「・・いつもの仲間を連れて行け」
と一言そう告げると・・・メッセージが切れた。

「・・・のび太君、彼らをここに・・無理矢理でも良いから」
「分かったよ」
ドラえもんの指示通り・・彼は外に出ると・・彼らを招集しに行った・・

「・・・何がやりたいだろ・・彼『ら』は」
十分後・・

「やぁ来たね」
「集められたんだけどね、正確には」
二階にいつものメンバーが揃った。

「ブロイド持って来たけどよ・・」
「それで戦えるのかな・・・?」
と不安気な声を武とスネ夫は出した。

「まだそれで戦うとは言ってないでしょう?とりあえず行動あるのみさ」
とドラえもんは言うと・・機械についているボタンに手を近づかせ

「皆、行くよ!!」
とボタンを押した・・・その瞬間・・・彼らは何処かへと転送された・・

・・・・そして・・・

「来たな・・・」
と目の前にいた仮面を被った猫型ロボット・・・そう・・「ドラーモン・ユミル」がいた。

「ま、まさかあんな強そうなのと戦うつもりなの・・・?」
「そうだね」
スネ夫の言葉にキッパリと答えたドラえもん。

「・・・ふ・・・生身で戦おうと思ったが・・・」
「やっぱり!?」
ドラーモンの言葉に思わず叫んだスネ夫

「ここは空中に造ったステージでな・・生身で戦って万が一の事がほぼ発生すると危険だ・・・」
「だから・・機動兵器で戦おうって?」
「そうだ」
と答えると

「出ろ・・ブレードユーミル!」
ドラーモンがそう叫んだ・・・すると

「中々男気溢れる機体だね」
ドラえもんがそう言った・・・目の前には上空から降りた「ブレードユーミル」の姿があった。

「ふ・・・では始めよう・・ブロイドを出せ」
ドラーモンの言葉にドラえもんは

「じゃあ一対一ならどうして、仲間を連れて来いなんて?」
「・・・その理由はこれだ」
その直後・・・下方から・・・量産型と思える機体・・「イージソルジャー」が四機現れた。

「まさか・・各個撃破?」
「ああ・・・奴らの力を試したい・・・それに・・この経験で実力も上げる筈だ」
「イージソルジャー、攻撃を開始しろ・・・殺さないようにな・・・」
ドラーモンの言葉で・・四機の「イージソルジャー」は動き始めた。

「・・・皆・・無事でいてくれ・・!」
ドラえもんはそう呟くと

「ブレイブカイザー!!」
とポケットからブロイドを取り出した。

「ビッグライト!!」
とビッグライトを取り出し巨大化させた。

「ふ・・・二刀流か・・・片方は攻撃、片方は防御・・そして合わせれば破壊か・・・」
と呟くと

「だが・・・このブレードユーミルはただのブロイドではない!!父さんが造ってくれたこの機体・・・それに込められた思いを力に変える!!」
「中々良い事言うね・・・ドリルに刀に槍・・とことん男らしいよ!だけど・・・それでも勝ってみせる!!」
「では・・・いくぞ・・・!!」
とドラーモンは

「俺はドラーモン・ユミル・・・父さんの息子・・・そして・・・剣だ!!」
とブレードゲルミルは刀を突きつけた。

「僕はドラえもん・・・皆を守る・・正義の剣だ!」
と彼のブレイブカイザーも剣を突きつけた・・この瞬間・・剣と剣の交わし合いが始まった。


続く



〜オマケ〜
ブレードユーミル
詳細:元ネタは「スレードゲルミル」・・・
槍の先からは剣が出るようになっておりドリルの武器もついてる。

 

episode6「異型の訪問者<ビジター>」

「いくぞ!!」

とブレードユーミルとブレイブカイザーは前進した!!・・・一方彼らは・・・

「当てられないよ!ママァー!!」
とスネ夫が嘆きながら槍を闇雲に突いていた・・・何故なら敵は普通の量産型ではなく・・「高機動タイプ」だったからだ。

「皆・・・情けない」
のび太がそう呟いた・・彼は自分の射撃の腕で数秒で一機倒していた・・彼の腕はエースパイロットの名に相応しいだろう

「・・・のび太さん・・・凄い・・・」
静香はのび太の「ブラスディバイスト」の戦いを観賞してそう呟いた・・・静香はすでに・・・「イージソルジャー高機動タイプ」を倒していた・・・

「スネ夫!お前いつまで戦ってんだ!?」

「それは彼が痛みを怖がってるからだよ、だから敵を倒せないんだ・・・」
とのび太は言い放つと・・・

「スネ夫、どうして君はそんなに戦力外なんだい?」
とのび太は余裕気な一言を発した後、前進し・・・スネ夫の元に向かうと

「これじゃ駄目だね」
と銃口を向け・・・

「!?」
イージソルジャーが回避行動を取ろうとした瞬間・・・引き金が引かれた・・・

「まだまだだね」
と・・・スネ夫にわざと言い放った・・・イージソルジャーは撃破され残骸があたりを散らばしていた。

「・・・うぅ・・・のび太の癖に!!」
スネ夫は悔しそうな表情で・・・そう呟いた。

「ドラえもんの近くに行こう」
とのび太は自機をドラえもんの近くへと前進、彼らもまた同じく機体を前進させた。

「・・・この機体とここまで・・!流石だ!!」

「ありがとう!」
と彼らの戦いは続く・・・それは彼らの戦闘能力の高さを示す光景でもあった。

「凄い・・僕達が参加できるような戦いじゃない」

のび太はこの光景にそう呟いた・・・彼らも二体の強さを思い知らされた。

「とりあえず・・僕達は見るだけしか出来ないね・・・」

「君にはありがたいだろうけどね」
スネ夫の言葉にそう言い放ったのび太・・・彼らから受けたストレスを発散と言うように皮肉屋になっていた。

「・・・ではそろそろこちらも気を引き締めさせてもらう!」
とドラーモンは言い放つと・・機体は槍を取り出した・・・一見、ただの三叉槍「トライデント」に見える・・・が

「我が剣よ・・・!」
と槍から・・・巨大な剣の刃が下部から具現化した!

「な!?槍から大剣が!?」
その光景に動揺したドラえもん。

―ブレードユーミルの必殺武器「ジェノサイドカリバー」・・・やはり「剣神」のデータを元に作って良かったかな?―

―ドラーモン・・・―

・・・父と呼ばれる者が「モニター」越しにそう呟いた。

「や、槍から剣に!?一体、どんな技術なんだ!?」

「これは液体金属を魔力で加工した代物・・・自分の意思で自由に形を変形できる武器だ・・・」
と説明したドラーモン、次の瞬間ブレードユーミルは「ジェノサイドカリバー」を片手で取ると同時に感触を確かめるかのように

一振り二振りすると、構えた・・もし本気で振っていたら間違いなく風圧が彼らを襲っただろう。

「大剣か・・・あらかじめ造っておくべきだった・・・どうして造らなかったんだろう・・・」
「そんな事言ってる場合じゃないよ!?」
とドラえもんはしぶしぶ言いながらもブレイブカイザーにブロックの大剣を持たせた・・それで彼に対抗できるかと問われれば・・
絶対「困難」又は「不可能」と答えるであろう。

「まぁ仕方ないかな」
と彼は自機を構えさせた・・・

「その目に焼き付けろ・・・これが・・・!!」
とドラーモンのブレードユーミルは大剣「ジェノサイドカリバー」をブンブンと振り回した後、構えを取ると

「我が太刀筋なり!!」
と前進した!!

「は、早い!?」

とドラえもんはブレイブカイザーにブロックの大剣で防御体勢に入った!が・・・

「一刀!両断!!」とジェノサイドカリバーの太刀筋を受けたブロックの大剣はスグサマ崩れ落ちた・・・
それは正確に狙われていた証拠でもあった。

「我が太刀筋に・・・断てぬものなし!」
とジェノサイドカリバーを一振りした。

「や、やるじゃないか・・・」
「な、何て奴だ!?」
この光景で彼らは動揺した・・・彼の強さに

「まだ剣はある!!」
とドラえもんは往生際悪いと言われるかもしれないが諦めず、今度は金属製の「剣」で斬りかかった!!

「俺を倒すには程遠い!」
とジェノサイドカリバーで受け止めた!

「あらら・・・」
とその剣も虐殺の大剣の前に崩れ去った・・・

「こうなったら肉弾戦だ!!」
とブレイブカイザーは構えた・・・

「良いだろう」
とドラーモンのブレードユーミルはジェノサイドカリバーを置き、両腕を構えた・・すると拳に背中にあるドリルが装着された・・・

「やっぱ、やめとく」
と直に構えを解いた。

「じゃあどうやって戦うの?」
「あんまり使いたくないけど・・・「ライトニングファング」を呼ぶしか・・・」
「変身して呼べばいいじゃないか!」
「だけどね・・・う〜ん」
と会話を交わしているのび太とドラえもん・・・そこへ

「クックック・・・面白イ物ヲ見セテモラッタゾ・・・」
と何者かがこちらに語りかけた。

「誰だ!?姿を見せやがれ!」
武の呼びかけに

「焦ルナ、お前達ノ力ハ我の力トナルノダカラナ・・・」
と謎の人物はそう答えると・・・

「デハ・・・楽シイパーティヲ始メヨウ!」
とその姿を見せた。


続く


〜オマケ〜
ジェノサイドカリバー
詳細:彼の必殺武器・・・一言言うと強すぎ・・・それだけ

 

この話は続きます。

 

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