ハイパーヒーロー作戦

ー蒼き最強のヒーローー

ゼクロス・アークウィンドさん

プロローグ

グレートゼオライマーとの戦いからたったの一週間・・・あの戦いから彼らは自らの居場所で生活をしていた・・・

ただ一人、彼はヒーローとして悪と戦い続けていた・・・その名は・・・

「ぎゃああぁぁぁぁーっ!」

と一人の男がそう叫ぶと気絶した・・・気絶させた者は蒼い猫型ロボット「ドラえもん」・・・現時点での最強のヒーローである。

「正義は必ず勝つ!ってお約束の台詞を言うのは僕だ」

とどこかのキャラの口癖で言葉を口にしたドラえもん。

「さぁて、カイゼスとシュヴァイツに後は任せるか」

と呟くとドラえもんは何処かへと去った、もちろん二人は「仕事奪うな!」と思っているのはお約束(?)

「ふぅ・・・今日も僕のお陰で世界は救われた!!」

いや世界中には平和ではない国もあるぞ。

「・・・のび太君・・・」

先程の陽気な表情や言葉とは裏腹に、彼は真剣な表情でのび太の部屋で彼の写真を見つめた・・・

「あの戦いで・・・君は一体どこに?」

ドラえもんはそう呟いた・・・野比のび太・・・彼はあらゆる異世界から集めた戦士を戦わせて

最強を決める大会の主催者だったが・・・グレートゼオライマーのデッド・ロン・フーンで

どこかへと飛ばされそのまま行方が掴めなかった・・・そして、それと同時に

「それに・・・静香ちゃんまでも・・・まさか駆け落ち?・・・いやそれはありえないか」

静香もその大会から2日後・・・行方不明になった・・・彼はその事から「駆け落ち」という言葉を口にしたのだった。

「ドラちゃーん、ご飯よ〜」

玉子の呼び出しに彼は「はーい」と答えると食事をしに下の一回に向かった。

―あれが・・・ドラえもん・・・―

―そう、あれが・・・我等の行く手を遮るであろう忌むべきヒーロー・・・―

とどこかで謎の二人組みの少年がモニターの前で話していた・・・・

―別名・・・最強のヒーロー「オメガカイザー」か・・・あいつのあの言動・・・そして態度、言葉遣いからは・・・悪党にしか見えない―

―まぁ俺達も子供から見れば悪の組織かもな―

総帥と呼ばれている少年に、部下が突っ込みを入れた。

―・・・お前が暗殺の為に送り込んだ部下はどうなっている?―

―以前、奴が就寝に着くのを待っている―

総帥は<そうか>と一言だけ口に出すと、窓の外の風景を見つめた・・・

「スゥ・・・スゥ・・・」

ドラえもんはスヤスヤと寝ていた、これから来るであろう危機に対して悲しい事に寝ていた・・・

「あれが・・・ドラえもんか・・・行方不明になったのび太を本当に心配していると聞いていたが・・・

それは野比セワシの為なのか?それとも・・・」

部下がドラえもん暗殺の為に向かわせた部下は意味深な言葉を口にすると懐から短刀<ダガー>を取り出し、手に取った。

「さぁ死んでもらうぞ・・・!!」

と彼にダガーを振り下ろした瞬間!

「・・・何だい?」

ドラえもんは隠していた大剣で攻撃を受け止めた。

「何!?」

彼は態勢を整えると、短刀を構えた。

「・・・僕も人気者になったもんだな・・・」

と彼は楽観的な言葉を口にすると同時に大剣を構えた。

「ちぃ!き、貴様・・・!」

暗殺者はドラえもんにナイフを振り下ろしたが、それも易々と受け止められた。

「全く僕の暗殺なんて・・・どこの悪の秘密結社だい?」

ドラえもんは暗殺者に聞きだすと

「ふん・・・お前がこれから立ち塞がるであろう敵達を蹴散らした時に活動を開始する・・・その時が全てを知る瞬間だろうな」

と答えた。

「僕と戦う気かい?」

ドラえもんは戦う気満々であった。

「いや戦わんさ・・・お前の前に現れた時点で敗北と言う運命が決まってしまうからな・・・今回は暗殺、又は監視だったからな」

彼はそれだけ口にすると

「じゃあな・・・最強のヒーロー・・・」

「待て!まだ・・・」

閃光弾で目を眩ませ言葉を切らせると同時に撤退した。

「・・・一体、何者だ・・・?あの動き・・・ただの時間犯罪者じゃない・・・訓練されてる人間だったな・・・」

彼は暗殺者の所属している組織とのいつかの決戦を予期した、そしてこの日を境にヒーローとして活動を始める事になる・・・

続く

 

エピソード1「最強のヒーローは暴力で解決できると思ってるんですよ」

「強盗だ!金を出せ!とお約束の台詞を言うのは俺!」

と変な強盗が22世紀の銀行に押し寄せナイフを突きつけてきた、歴史の恥ずかしい1ページが残された瞬間でもあった・・・

「お前の要求は何だ!金か!?」

今、強盗が立て篭もっている銀行は既に囲まれていた、22世紀の警察官が強盗に話しかけると

「金?俺をあんな薄汚いアホと馬鹿共といっしょにしないでほしい!!」

「じゃあ何だ!!」

「人質はどうせ取ってないから教えてやる!」

「「「「ええええぇぇぇぇーーーっ!?」」」」

強盗の驚きの言葉に銀行の中にいた彼らは思わずそう叫ぶと同時に外に出ていた。

「俺の名は隆!小野木隆!悪役マニアなりぃぃぃ!!今日俺は正義の味方によってかっこよくやられるのだ!!」

と某キャラの名乗り台詞をパクって口に出した、この言葉を聞いた瞬間、あまりの馬鹿らしさに警官は既にやる気を無くしていた

「そして俺の要求はただ一つ!」

と高らかに叫ぶと

「最強のヒーロー『オメガカイザー』を呼んで俺を負かせ!かっこよく!!」

「「「「「はあ?」」」」」

彼の言葉に警察官は一斉にそう言った。

「呼ばれて参上!オメガカイザー!」とそこにドラえもんが現れた。

「ど、どこから!?さ、流石ヒーロー」

「だって今まで見てたもの」

警察官にドラえもんはポツリと吐き捨てた。

「全く、どうしてそんな馬鹿な事考えんの?」
ドラえもんに疑問を呼びかけられた彼は

「・・・・ヒック、シクシク、うわああああん!!」と突然号泣し始めた。

「だって・・・今までオタク、オタクと虐げられ・・・両親は死に・・・子供の時からいじめられ!

俺は・・・俺は嫌なんだ、こんな人生!だから俺はヒーローであるお前に倒される事を望み!

そして悪霊として今まで俺をいじめてきた奴らを呪ってやる!!」

と彼は本気と書いてマジで言い放った。

「・・・そんな事言われてもね・・・」

ドラえもんは困った・・・おそらくこれが始めての非暴力での戦い。

「というわけで!!頼む!この通りだ!」

と彼は御辞儀をした。

「そんな理由で力を振るうわけにはいかないよ・・・」

ドラえもんはこの状況で本当に困った。

「じゃあついでに色々悪党事情を教えてやる!」

「何で、そんな事知ってんの!?」

彼はそう言うと今の悪党の事情等を説明し始めた

「今、悪党達はあんたを恐れている!!それはあまりにも強すぎるからだ!!」

「・・・へえ」

「そして悪党達の中でもお前を倒そうと、とある誰かが作ったとある五人のクローンが現れた!!」

と彼はとあるを二回使い、一寸間を置くと

「それは悪の組織マニアの『デキスレッド』悪のプリンセス『ミナートピンク』シスコンにしてタカリ、

脅迫、暴行、放火、強盗の常習犯にしてエゴイストの『ゴウタケブラック』職権乱用、賄賂、粉飾決算、

インサイダー取引の常習犯にして暴力団の資金源でもある『ホネスグリーン』そして最後に!

とある欠点だらけの少年のクローンにして、その欠点を無くし同時にノビ・ノビンゾンの開発者券パイロットでもある『ノビイエロー』だ!」

彼の言葉を聞いた瞬間、ドラえもんが誰のクローンか一瞬で分かったのは他でもない。

「凄いお笑いグループだね」

ドラえもんのそれに対しての言葉がそれだった。

「・・・というわけで倒してくれ!」

「駄目、そんな人を倒すヒーローじゃ子供の教育に悪いからね」

彼の頼みをドラえもんはキッパリと断った。

「後さ・・・一つ聞いていい?」

「何?」

ドラえもんは彼に尋ねた。

「どうしてそんな事を知っているの?」

「パソコンとか闇市で実際に調べた、俺あらゆる検定の1級なんだ」

とキッパリ答えた。

「その、あらゆる検定の一級という人が・・・」

ドラえもんは構えた

「こんな馬鹿らしい事をするなあああぁぁぁぁーっ!まだ人生に希望があるじゃないか!!」

ドラえもんは一喝すると、彼は更に号泣した

「あ、警察さん達帰っていいですよ」

とドラえもんは一旦警察を帰らせた、警察官は<何でこんな下らない奴の為に包囲とかしたんだ・・・?>と思いながら帰って行った。

「・・・あなたの過去には同情するし、先程の情報には感謝するよ・・・でも自分は大事にね」

ドラえもんがその場から去ろうとすると彼が<待ってください>と呼びとめナビのような道具を渡した。

「それには俺が調べた五人の居場所が示されてます・・・だって悪役が負ける時、

他の悪党の居場所を教えるというのもあるでしょう?」

と彼にドラえもんは<ありがとう>と一言だけ言うと、その場から去った。

「・・・またやり直そう」

彼は決意を固めると、その場から去った。

 

エピソード2「ゴウタケの業」

「ふぅ・・・ここがホネスカンパニー本社か・・・」

ドラえもんはそう呟いた、今彼は「ホネスカンパニー」の本社の敷地内にいた。

「よし、行こう」と決意を固めるとそのまま本社に突入した、もちろんそれを「彼」が知らないわけがなかった。

「来たか・・・Ωに相応しいヒーロー『オメガカイザー』」

モニターで彼を監視していた骨川スネ夫のクローン「ホネス」の姿があった。

「さぁ・・・その力を存分に見せてみろ」と彼はモニターを通じてそのまま指示を出した、「ドラえもんの抹殺」という指示を

「お客を迎えるのが十分早いね、流石だ」

とドラえもんは呑気な事を言いながら、自分に襲い掛かって来るであろう何十人もの部下を見つめた。

「・・・かかって来るんだね」

ドラえもんの言葉に反応した部下達はすぐさま彼に襲い掛かった!

「甘いね」

彼は素手で全員を一分以内で殴り倒し直ぐに先に進んだ、これが彼の強さを示す証拠でもあった。

「ホネス様の所へは行かせない!」と先に進む途中、またも部下が立ち塞がったが彼には敵にもならなかった。

「こんなヘボ集団・・・さすが弱虫のスネ夫君のクローンの部下だね」と半ば呆れた口調でそう言うと先へ進む。

「来たな!ここから先は通さん!」

と骨川スネ夫に酷似・・・いやそのものの人間が十人も立ちふさがった。

「・・・クローン部隊か・・・ていうか皆ヘボ集団ばかりじゃないか!!」

ドラえもんは呆れてそう言い放つと大剣二刀流の態勢に入った、言葉の割には殺る気満々だ。

「総員!突撃!」

「「「「「わあああぁぁぁっ!!」」」」」

とリーダー格のクローンの掛け声でそれ以外のクローンはナイフを片手に彼に突撃して行った、そして彼は

「久々のドラスラッシュタイフーン!」

ドラえもんは回転斬りを放った!

「「わああぁぁぁぁーっ!!」」

彼らは直ぐに蹴散らされ、倒された。

「・・・所詮、スネ夫君だ」

彼は吐き捨てるようにそう言うと、彼らが立ち塞がっていた社長室に向かった。

「よし、後はホネスから色々聞き出すまでだ」

彼は社長室のドアをゆっくり開け、そのまま中に入った。

「ようこそΩの名を冠するヒーロー『オメガカイザー』、いやドラえもん!」

そう言って出迎えた者は骨川スネ夫のクローンである「ホネス」だった。

「全く、クローン部隊は弱虫の君のクローンだから全然大した事が無かったよ・・・

同じ自分の顔の人間だけで構成してる部隊、あれ趣味で作ったんじゃないのか?」

「・・・悪かったな」

とホネスは返答すると、そのまま喋り始めた。

「僕は総帥の為にも君を倒さなければならない・・・だけど君の前に現れた時点で運命が決まっているから・・・」

とホネスを手を掲げると

「僕の代行者に相手をさせるよ」と指をパチンッと鳴らした、すると剛田武の顔を持つ人間・・クローンである「ゴウタケ」が現れた。

「じゃあね」

とホネスは言い放つと、何処かへと撤退した。

「・・・結局、人頼みかオリジナルのスネ夫君と全然変わらないね」

とドラえもんは呟くとΩカイザーギアを手に取り変身した。

「世界は俺の物!俺の物は俺の物!」とオリジナルの口癖までコピーされている彼は拳を鳴らすと、構えた。

「ガアァァァァァーッ!!」

ゴウタケは猛獣のように雄たけびを上げると彼に襲い掛かった、そして数分後

「ギャアァァァァァーッ!!」

と彼はボロボロになって打っ飛ばされた、彼はボロボロだが一方のドラえもんは全く無傷であった。

「何で僕が変身したと思う?」

彼は余裕な表情で語り始めた。

「君達に思い知らせる為でもあるし・・・そして!」

「僕の恐ろしさをトラウマになる位覚えていてほしいからさ!」

すでにこいつ、トラウマになってると思うんですが。

「う、うわあぁぁぁーっ!!」

ゴウタケはドラえもんに殴りかかったが、それも簡単に受け止められ軽く投げ飛ばされた。

「今なら逃がしてあげるよ?僕はこれでも殺生はあんまりしたくは無いんだ」

「ぐ、くそ・・・!」

ドラえもんの言葉に彼は待ち望んでいたかの如く、撤退した。

―・・・やられたか、あのゴウタケが・・・―

―ああ、予想はしていたが・・・あいつの強さは本当にトラウマ級だ、笑えない―

と二人の少年がモニターで先程の光景を見ながらそう言った、その二人の少年は出木杉のクローンである「デキス」そして

―アサルトアイ、君はどう思う?―
―どうにもこうにも俺達じゃ役不足って事か?―

アサルトアイと呼ばれた眼鏡を掛けている美少年とも言える顔立ちの少年はそう答えた。

―だが君にはノビ・ノビンゾンとその優れた能力があるじゃないか―

―まず、そのノビ・ノビンゾンはやめろ・・・俺の機体の命名を仇名で呼ぶな・・・―
―悪いね、どうにもこちらが定着して・・ね―
とアサルトアイの言葉に返答したデキス

―で、どうする?ゴウタケは簡単にやられてしまった・・・所詮、力だけしか考えていない蛮族って事だろうな―
―!貴様!調子に乗るな!―
そう発言したアサルトアイに殴り掛かったゴウタケだが受け流され、蹴り飛ばされた。

―頭を使え、全く―
アサルトアイは呆れた口調でそう言うと

―奴の目の前に現れた瞬間で運命は決まるさ・・・弱者はな・・・特にデキスとホネスは―
―・・・・・・―

アサルトアイの言葉に二人はしばらく沈黙した。

―ホネス、ミナート・・・お前らが次にドラえもんと戦え、可能ならば破壊を・・・いや無理だな、

奴と一回試しに戦って来い、それで俺達も奴と互角に戦えるよう訓練する、特にホネスと悪の組織マニアのデキスはな―

またも二人の名前を使ったアサルトアイ、彼はそれだけ言うとどこかへと去って行った。

―まったくリーダー面しやがって・・・僕がリーダーに相応しい!―
―ただ金持ちな奴がリーダーなんて務まると思うか?奴の方が総合的な能力は武と同等、いやそれ以上だ―

ホネスにデキスはそう言うと

―ミナート、いざとなったら金持ちと権力だけしか取り得が無いホネスを盾にしても良いぞ―
―何だって!?―
ミナートに対しそう言い放ったデキス、彼も良い性格をしているもんだ。

―僕だって僕だって!!やってみせる!―
とホネスはそう言うと、何処かへと去った。

 

エピソード3「何でもかんでもイジメの増加原因を僕達二人の所為にするな!」

「ふぅ・・・」

ドラえもんは深く溜息をついた、ここはセワシの部屋・・やはり先程の戦いであまりにも呆れて疲れているのだろう。

「全く、あんなヘボ集団に僕の暗殺だなんて所属組織が可愛そうだ」とドラえもんは皮肉をこめてそう呟いた。

「ドラえもん・・・疲れてるね・・・」

「のび太さんが行方不明になった事もその疲れの原因かしら・・・」

とドラえもんを影で見つめながら会話を交わしているセワシとドラミの姿があった。

「ふぅ・・・テレビでも見ようと」

と彼はテレビの電源を点けるとニュース番組を見始めた、もちろんそれは彼がヒーローとして活躍する場所を選ぶ為でもある。

<えー次のニュースですが特報です、東京都内のNERIMA-08の公園で爆発が起きたそうです、

幸い被害者はいませんでしたが、こんな手紙がありました、読み上げます>

「何だって!?」

ドラえもんは特報のニュースを聞いてテレビの画面に近づいた。

<えーと、「オメガカイザーよ―被害者が出ないように爆弾を仕掛け爆発させたが今度は本気で死傷者を出す―

死傷者を出したく無ければNERIMA-07に来い―待っているぞ」・・鈴木さん、これはオメガカイザーへの挑戦状でしょうかね>

<最近、ヒーロー「オメガカイザー」のお陰で犯罪件数も大幅に減りましたが、どうやら犯罪者側も躍起になったようですね>

「(!!)ちょっと出かけてくるね」

ドラえもんは直ぐにNERIMA−07へと向かった。

「まさかオメガカイザー・・・って」

「ドラえもん・・・?」先程のニュースとドラえもんが出かけた事が重なったのでドラミとセワシはオメガカイザーの正体に感付いた。

―NERIMA-07―ここに三人の人影があった。

「来たな―オメガカイザー――否ドラえもん」

「私達と勝負よ」

「今度は二人掛かりか、のび太君もそうやっていじめていたと思うと―腹が立っちゃうよ」

そこに射たのはホネスとそして源静香のクローンでもある「ミナート」だった。

「僕の目の前に現れた時点で運命は決まる―――と言いたいけどまだ逃げる――いや運命に抗う気かい?」

と彼はΩカイザーギアを取り出した。

「ああ運命に抗うさ!時が来るまで!」

「運命を受け入れるのはあなたの方よ」とホネスとミナートは謎のツールを取り出した。

「それはまさか変身用の・・・?」

「そう・・・これで私達もあなたと同じように変身し戦える・・かもしれない」と三人はそのツールに手を添えると

「「「変身!」」」と彼らは同時に叫び変身した。

「五人全員が揃っていたら・・・悪の戦隊ヒーローみたいに出来たんだけどね」

ホネスは緑を基調としたスーツを纏又ミナートをピンクを基調としたスーツを纏っていた。

「御託はいらないよ・・・!」

「分かってる・・・さぁ」

「「「いくぞ!!」」」

と彼らは同時に叫ぶと直ぐに駆け出し戦闘に入った。


「食らえ!トライデント!」

「ヘボ集団のリーダーが僕に勝てるとでも!」

とホネスは三叉の槍でドラえもんに突き刺そうとするが簡単に受け止められるやはり実力が違いすぎる、あまりにも。

「これはどう!リッパー!」

とミナートは手裏剣のような武器をドラえもん目掛けて投げた。

「無駄だ!」

ドラえもんは飛翔し、リッパーを斬り落とした。

「こ、こいつ・・・!」ミナートは一瞬動揺するとダガーを取り出した。

ドラえもんに向かって―斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る―だが全て受け止められダガーを弾かれた。

「く、くそう・・・!くっそぉぉぉぉーっ!!」

ホネスはヤケクソになるととにかくトライデントをドラえもん目掛けて振り回した。

「全く、滅茶苦茶だ!」

とドラえもんは攻撃を全て受け止めると、思いっきりトライデンドを斬り飛ばした!

「君達では僕と戦えるレベルじゃない」と明らかに挑発とも言える口調でそう言い放った。

「僕達では敵わないとでも・・・言うのか・・・!」

彼らは疲労しきっていた、彼と戦い続けていたら間違いなく疲労で倒れるだろう。

「いくら彼らのクローンでも僕は殺したくない、こんな馬鹿な事やってないで君達は自分の人生を歩むんだ!」

「そんな言葉、僕達が五人そろってから言うんだね!」

とホネスは言い放つと、指をパチンと鳴らした・・すると

「まだ残ってたんだ、君の部下になった人達が可愛そうだ」

ホネスの部下が30人現れた。

「今日の所はここまでだ!」とホネスは言うと、ミナートも撤退した。

「さぁかかれ!」とリーダー格の男が言うと、一斉に部下が彼に襲い掛かった・・が何せあのヘボ上司のヘボ集団なので

「今日のパレードのフィナーレだね、これは」

と全員素手で殴り倒した、ドラえもんは非変身時でもそれだけの事が出来るんだから大したものだ。

「全く、五人揃わなければ役に立たない集団だなんて・・・」

と呆れた口調でドラえもんは呟いた。

「(だけど、あの人が言っていたノビ・ノビンゾンって何だ?パイロットというからには恐らくロボットだろう・・・

それが彼らの切り札でもあるかもしれないな・・・僕もそれに対するロボットとか作るべきだろうか・・・)」

彼はしばらく思い悩んだ後、その場から去りセワシの部屋へ向かった・・・もちろん正体について色々聞かされるであろうが、

それはまた次回という事で

 

エピソード4「超展開のような……」

「ねぇドラえもん、オメガカイザーの正体って・・・」

セワシの呼びかけにドラえもんは

「さぁね」

とそれだけ答えるとニュースを見るかと思えば、あの「銀行強盗事件」の犯人から貰ったナビを取り出し電源を付け情報を見た。

「(うーん、ゴウタケの居場所は今元・千年杉か・・・このナビ場所が日々更新されてるって事は・・・

あの人がどれだけ凄いか分かった様な気がするよ)」と彼は思い、ナビをしまうと

「ちょっとドラ焼き買ってくるよ」と言うとゴウタケがいるかつての千年杉―裏山―へ向かう為外へ出た。

「俺はジャイ・・ゴウタケ、この世界の王なり!今日、この瞬間にお前達愚民共の王となってくれるは!!と練習しているは俺だ」

とゴウタケは元祖「それも私だ」のような口癖で、名乗り台詞を練習していた。

「・・・敢えて言うけど馬鹿らしいね」

そこにドラえもんがΩカイザーギアを手に所持しながら現れた。

「今日こそ貴様にリベンジだ!と再戦を申し込むのは俺だ!」

「どうでも良いから、僕は君を拷も・・敗北させて色々組織の事について聞きだすつもりさ」

と二人は変身ツールを構えると

「「変身!」」

と同時に叫んだ、するとゴウタケには黒を基調としたスーツが纏われた。

「いくぜ!いくぜ!」とゴウタケはトンファーを二つ取り出し構え殴り掛かった。

「男気溢れる武器だね・・・僕もそんな武器ほしいな・・・!」

ドラえもんは攻撃を受け流し彼を殴り飛ばした。

「く!まだまだ!お前にやられてばっかりでたまるか!」と彼は態勢を整えた。

「全く力押しじゃ僕には勝てないよ・・・君のそんな戦いをのび太のクローンと言う「ノビイエロー」には呆れられるだろうね」

と言い放つとドラえもんは余裕なのか、攻撃してこなかった。

「ち、ちくしょぉぉぉ!!甞めやがって!!」と彼は激昂し彼に只管殴りかかった!

「おら!うら!とりゃ!てりゃ!」

しかし彼の攻撃はドラえもんには通じず全て受け流された。

「く、くそ・・・!」

ゴウタケはその場で立ち尽くした、何故なら戦ってる相手の次元があまりのも違いすぎるからだった。

「僕には勝てないと分かったかい?」

とドラえもんが彼に対し余裕な口調で彼にそう言い放った、その時

―どうせ勝てないというならば、貴様らに俺達の組織の力を見せてやろう―

とそこに現れたのは・・・

「の、のび太君!?いやお前はクローンの『ノビ』か!?」

ドラえもんの反応を見た『アサルトアイ』こと『ノビ』は

「ああ・・・俺の名前を知ってるって事はお前も本格的に俺達と戦う準備をしているって事で良いか?

後『ノビ』じゃなくて『アサルトアイ』と呼べ」と解釈すると「ノビ」いや「アサルトアイ」はゴウタケの元に駆け寄った。

「アサルトアイ・・・!お前・・・俺を助けるのか・・・!」

ゴウタケは彼に喋り掛けた、すると

「ふん、勘違いするな・・・俺はただ貴様には帰って貰うだけだ」

「何・・・!」

アサルトアイはそう言うと

「さっさと撤退しろ、貴様ではあいつには敵わん・・・もし撤退しなかったらこうだ」と彼はゴウタケに銃を突きつけた。

「・・・!!」

「さぁどうする?」

彼に脅迫されたゴウタケは

「分かった・・・!!」とそれに大人しく従い撤退した。

「ククク、あいつよりお前の方がサンプルとして扱うとしたら相当扱いやすく結果を出しやすいだろうな」

とアサルトアイは彼に喋り掛けた。

「俺は貴様とは戦いたくない、いくらクローンとは言えお前とは親友でもあるからだ・・・少なくとも遺伝子的にはな」

彼は手を差し伸べると

「俺と共に、総帥の剣となろう・・・我が友よ」と彼はドラえもんを組織に誘おうとした。

「お断りだ」

「何故だ」

とドラえもんははっきりと答えると

「目的も知らないし・・・それに公園に爆弾しかけて僕を誘き寄せさせるような組織に入ってたまるか!!」

と彼に返答すると構えた。

「・・・予想はしていたが・・・やはりな・・・」と呟くと彼も構えた。

「「いくぞ!」」と彼らは同時に叫ぶと肉弾戦を始めた

「ふん!」

「は!」

アサルトアイは蹴り飛ばそうとしたがドラえもんに受け止められ、パンチを受けそうになるが、それを回避してく。

「たぁ!」

「遅い!」

蹴り飛ばし、そして受け止められ反撃をされそうになるが、それを回避とただそれだけの動作がしばらく続いた。

「や、やるじゃないか・・・!」

「ふん、貴様こそ・・・お前の拳を受けた時点で終わりだから回避するのに余計な体力を使った・・・!」

先程の動作は止まり、彼らは疲労しきっていた。

「まともに戦ったら不利になる事は思い知った・・・」

彼はそう言うとドラえもんに背中を見せた。

「逃げるのか?」

「ああ、来る時までな」と彼は答えると

「・・・俺のコードネームを冠する機体『アサルトアイ』・・・これがある事を忘れるなよ」

彼はそれだけ言うと姿を消した・・・

「アサルトアイか・・・」

彼はその言葉に何かを感じた、それは「恐怖」では無く・・・強大な敵との戦いへの「楽しみ」だった。

「不思議だ・・・恐怖は感じない寧ろ戦うのが楽しみみたいだ・・・」

彼は自分の感じた何かを知ったと同時に、自分は戦いを楽しんでるのでは無いかと思い始めた。

―敢えて言おう貴様は馬鹿だ、ただ馬鹿としか思いつかない―
―何だと!―
―それ以外に何と言えば良い?―
―落ち着け、お前もモニターを見ても奴がどれだけの強さか分かっただろう?―

言い争っている二人を止めたのは「デキス」だった。

―くくく、これでお前以外奴と戦ったと言えるな・・・それにしても何故お前は奴と戦おうとしない?能力は高いだろうが―

―戦おうとはしたかったけど組織の強化とかもしなくちゃいけないし、名前まだ決めてないから―

―・・・何だと!?―

―お前、相当の悪の組織マニアだな・・・オリジナルとは大違いだ―

アサルトアイの言葉に彼は―オリジナルの性格の反動なんだろうな―と答えた。

―ふぅ・・・結局どうする?あいつと戦うのは絶対と言って良いほど無謀だ、

アサルトアイですらあいつの攻撃を回避する事だけしか出来ないんだからな―

―そうだな・・・後―

アサルトアイは一寸間を置き喋り始めた。

―俺のオリジナル・・・相当の極悪人になったようだ・・・調べる内に奴がとある出来事で強大な・・・

いや神の力を持ち性格が変貌したという事が分かった、もしそのオリジナルが俺達の前に現れたら・・・―

―俺達の敗北・・・いや組織の壊滅は確実だろうな―

彼らはアサルトアイの言葉を聞いた同時にこれまでに無い恐怖を感じた、何故かのび太の話を聞くだけで恐怖が芽生えた

・・・それは今の彼が神の力を所持している証拠でもあった。

―それに・・・―

アサルトアイは追加で喋ると

―あいつの変身スーツを作った「ゼクロス」あいつ・・・スーツに二つのシステムの内に

禁断のシステムとやらを取り付けているらしい・・・―

―そのシステムとは?―

デキスの質問に彼は一瞬答えるのを躊躇ったが、答えた。

―<機械仕掛けの神>それがキーワードだ―

彼はただそれだけ答えると、その場から去った。

はたして彼の発した<機械仕掛けの神>とは?そしてのび太と静香は今どこで一体何をしているのだろうか?


続く


〜オマケ〜

機械仕掛けの神
詳細:まだ明かせない・・・ただ一つだけ明かすとしたら今ののび太と互角以上に戦えるようになるシステム・・・それだけ

ゼクロス
詳細:作者のハンドルネーム、小説ではゲームクリエイター
ドラえもんの変身スーツを作った者でもある。
その理由は一切不明

のび太
詳細:同じみのコンビの一人、この小説では彼は静香と共に行方不明になっている。
彼が変貌したという事については前作参照

 

エピソード5「こんな悪党が居たら、貴方は如何思う?」

「皆!よく集まってくれたね!僕はうれしいよ!!」

ドラえもんは叫んだ、目の前にいたのは

「・・・ドラえもんズか・・・全く俺はドラえもんだけしか知らないと言うのに・・・」

「・・・ごめん」

カイゼスの言葉にドラえもんは謝った、今セワシの部屋におりドラえもんズや二人にを呼んだのだ。

「あなたが私達以外とドラえもんと親友の・・・」

「カイゼス、TP隊員だ」

「同じくTP隊員のシュヴァイツだ」

王ドラにカイゼスとシュヴァイツは軽い自己紹介をするとドラえもんに視線を向けた。

「何か感じかわったね〜」

「シエスタ中」

「高い所怖いぃぃぃぃ!!」

「ガウガウ」

「久しぶりでアール」

いろんな意味で滅茶苦茶だった。

「で、俺達を呼んだ理由は?まぁ少しは検討がつくが」シュヴァイツに訪ねられ彼は理由を答えた。

「謎のヘボヘンテコヘタレ弱小悪の集団を倒す為さ」

彼の答えに彼らは

「「「「「「「は?」」」」」」」」と一斉に言い放った。

「ヘボくてヘンテコでヘタレで弱い悪の集団なら、お前が一日で壊滅すれば良いじゃないか!!」

「それがさ、以外に大きい組織所属みたいなんだよ。不思議で涙脆くて結構親切な強盗さんが教えてくれてそれで

その集団の存在が分かったんだよ」

キッドの言葉にドラえもんはそう答えると、その直後気楽な表情が硬い表情に変わった。

「何とその集団、出木杉君、スネ夫君、ジャイアン、静香ちゃん、のび太君のクローンで、

しかも時間犯罪者と比べ物にはならない位強かったんだけれど・・・僕の前では雑魚にすぎなかったけど」

「出木杉という少年は知らないが、その四人の名前があるからには親友か・・・しかし何故やつらなんだ?」

「おそらく僕を動揺させる為に作ったんだろうね・・・それに彼らはオリジナルとは大幅に強い、のび太君のクローンと言う

『アサルトアイ』がジャイアンのクローンに命令していた自体、彼がリーダー格みたいだ、だから彼があんなに

強かったのかと不思議に納得しちゃったよ」

カイゼスとドラえもんの会話を聞いたキッドは

「そう言えばカイゼス・・・お前どうしてドラえもんの親友の名前を知ってるんだ?」

「それについては・・・今から説明しよう」

カイゼスは質問に答えると、今までのいきさつを説明し始めた。

「そんな事が・・・それにしてもよく神の力を持つ奴と戦って・・しかも今度は別の世界最強のロボット!?

お前・・・どこまで強いんだ・・・」

「いや、彼らに勝てたのは殆ど神滅者達のお陰なんだけどね、彼らがいなかったら絶対と言って良い程の確立で

ここにはいなかっただろうね」

「神滅者・・・?何ですかそれは?」

「それについてはスルー」

と王ドラの質問にドラえもんはそう答えた。

「つまり・・・こういう事であるな」

「彼らと戦う為に、あなたと共闘しろって言うんですね」

ドラメッドと王ドラの言葉に彼は―その通りさ―と答えると

「よし決まったね!それじゃ僕達チームの名前を変える!」とドラえもんのいきなりの宣言に

「何で!?」

とドラえもんズは反応した。

「だってザ・ドラえもんズだよ?こんなダサい名前でこれ以上活動したくないよ!!」

「た、確かに・・・」ドラえもんの言う事は正論だった。

「・・・ザ・ドラえもんズは流石にダサ過ぎるな」カイゼスはキッパリと言い放った。

「じゃあ何が良いかな?」

「ドラドラ9に変えよう!」

「他に何かある?」

ドラリーニョの提案に彼は無視し、他のメンバーに聞いてみた。

「特捜戦隊デ・・」
「却下」
「疾風英雄隊はどうです?」
「真面目に考えてよ」
「テトラ・・」
「それ以上は駄目」
「セニョリー・・」
「駄目」
「ガウガ(アストラナ)・・」
「それは個人につけるものでしょ!」
「・・・分の悪い賭けは嫌いじゃない、『ライトニングクロス』はどうだ?」
「格好良いけど長いね」

「ワールドセイヴァーズはどうだ?」

シュヴァイツの言葉に彼は

「・・・世界を救う者達か・・・中々良いね、採用するよ」

「ありがとうな」

「結構、ありが・・・ブベ!?」

キッドはドラえもんに殴られ言葉を切らされた。

「あなたへの通信です」そこに謎の小型鳥型ロボットが現れた。

「来たか・・・ヘンテコ集団め!」

ドラえもんがそう言うとロボットは

「では通信を始めます」と通信を始めた、するとそのロボットの目がホログラフィックを映し出した。

―やぁ・・・始めましてと言うべきかな?オメガカイザー、いやドラえもん―

「・・・その声それに姿も・・・出木杉君の・・・!という事はデキスか!」

―そうさ・・・まぁ伝えたい事は伝えよう―

とホログラフィックは先程の表情より真剣になると

―僕達の総帥は・・・君達が戦った新羅隆司と親友だ―

「何だって!?」

―彼はかつて彼がやろうとしていた世界粛清の代わりとして、今度は人を犠牲にしないでそして平和的な事をしようとしているのさ―

「それはなんだ?」ドラえもんの問いに「彼」は

―全人類を全て優秀な人種にするんだ・・・そうすれば・・・格差なんか無くなるし人為的な悲劇も起きない・・・!―

「何だと・・・?そんな事出来るのかよ!!」

―出来るさ、放送を通じて特殊な電波を流し頭脳を天才級の能力に増強させ、

そこに「欲」という障害を極限まで抑制させて・・・総帥が支配者として君臨・・指導すれば世界はより良くなる・・・

どこかの馬鹿で愚かで金の事でしか頭が一杯の官僚よりは遥かに素晴らしく、まるで全国民の願いの結晶体のようなお方だ・・・!―

そして彼は

―こんなに素晴らしいお方だぞ?どうだ、この組織に入らないか?―

デキスの誘いに彼らは

「お断りです」

―ほう・・・何故だ?そんな素晴らしい世界になると言うのに―

「それは偽りの世界です!人間はそこまでしなければいけない程、愚かではありません!」

―そうか?言っておくが人間はお前達をパートナとして造ったんじゃない・・・そう奴隷として扱う為にだ!

これでどれだけ人間が愚かか分かる証拠でもあるぞ!お前達ロボットは!―

「確かに・・・そうかもしれない・・・けど!」

「人が一人も犠牲にならないのは良い!だけど公園に爆弾を仕掛け爆発させる!

もしあそこに運悪く人がいたら結果的に犠牲者は出る事になるんだぞ!目的の割にはやり方は酷いぞ!」

―・・・あれはホネスとミナートがやった事だ・・・―

「それがどうした!結局お前達がやった事にはならないぞ!」

―・・・ふ・・・交渉決裂か・・・―

彼はそう呟くと

―ところで・・・相談したい事があるんだが―

「何だ・・・?」

―俺が今造っている独自の悪の組織の名前、何にしようか・・・―

彼の言葉が出てきた直後、しばらく彼らは沈黙した。

―ディバイン・クルセイダーズは駄目かな?―

「それ、どこぞのある意味究極ロボの開発者の組織じゃないか!」

「あ、ある意味究極ロボ?」

―じゃあダーク・ブラック・シャ・・―

「それはドリーマーズランドのアトラクションに出てくる悪者達だろう!!」

―じゃあエアロゲイター―

「駄目、それどこぞの地球人洗脳組織じゃないか!」

―じゃあインスペクター―

「それは先祖が地球人の宇宙人の組織だろ!!」

デキスはドラえもんに散々突っ込みを入れられた。

―・・・じゃあ何にすれば良いんだ!―

「悪の組織マニアなのかよ・・・何て個性的な集団だ・・・!」

キッドは呆れ、デキスは困っていた。

―ハウドラゴ・・―
「駄目だよ、それは」
―やっぱり?―
「うん、それを聞くと何故か十は・・・」
「駄目!それ以上は!」
とドラリーニョの言葉をドラえもんは切らせた。

 

―仕方ない!じゃあこれでどうだ!―

デキスは自信満々な口調で言い放つと

―シャドウミラーだ!―

彼がそう言った瞬間、沈黙が走った。

―どうだ!―

「勝手にしてくれ」

―ありがとう!!感謝する!―

デキスの言葉でホログラムは消え鳥型ロボットも消えていた。

「あのシャドウミラーって・・・」

「ああ、あれはどこぞの平行世界転移組織だ」

「何か言葉からして、あいつら平行世界から来たのかなと思うよ・・・ん?新羅君とは親友って事はやっぱり・・・?」

と彼らはしばらく会話を交わした後

「まぁ良いや!とりあえずこれ見よう」とドラえもんはポケットからナビを取り出した。

「それは・・・?」

「ああ、これは変な人から貰った凄く役立つ説明すると結構長くなるアイテムだよ」

と彼はそのナビで今の彼らの居場所を調べた。

「何々・・・?練馬区の千年杉の地下・・・?環境に優しい地下基地にいる・・ってどんな造りでどんな場所なんだ!」

と彼は思わずナビを軽く放り投げた。

「・・・もう・・・嫌だ・・・こんなヘボ集団と戦うの」

「説得して仲間にすれば?」

「ドラリーニョ、それどこかのゲームと勘違いしてない?」

ドラリーニョにドラえもんは突っ込みを入れた後

「・・・地下秘密基地・・・とにかく行ってみようと・・・」

ドラえもんは呆れた口調で言うと、その場から去り千年杉・・かつて裏山だった場所へ向かった。

「・・・あんなに呆れた口調をするドラえもん始めてだ・・・」

カイゼスはそう呟くと

「まぁ・・・どうせだ・・・あいつが戦っている集団の秘密基地で大暴れしようぜ!」

キッドはそう言うとドラえもんの後を追った。

「・・・では行くか」

シュヴァイツの言葉でその場にいるメンバーは千年杉へと向って行った・・・組織との決戦はもうすぐ近いだろう・・・


続く


〜オマケ〜

ディバインクルセイダーズ
詳細:スパロボの組織、これが元で色々な戦争が起きたと言っても過言では無いだろう。
ちなみに第三次αでは一度だけ出たらしい・・・どうやらαシリーズでは総帥のビアンは敵ではないらしい。

ダーク・ブラック・シャドウ団
詳細:ドリーマーズランドのショーに出てくる悪党の組織の名前
当初は実際に悪党と勘違い攻撃とかした。

エアロゲイター
詳細:ゼ・バルマリィ帝国の一部の軍隊であり、殆どが洗脳された地球人で出来ている・・・
これでOGの主人公達の親と戦ったというのも事実であろう

シャドウミラー
詳細:平行世界からのお客さん
ここからスパロボキャラの仲間が増えたと言っても過言では無い。
どちらにしろこれで生き残ったのはAの女性主人公である「ラミア」・・・これ何か差別的な意図が見られるんですが
それにしてもこいつら戦争起こせば、腐敗する事は無いって相当迷惑である。

 

この話は続きます。

 

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