バトル・ドライアル
ぽっぽさん
ドラえもんはのび太に1人でするということを身につけさせようとしていた。それは、いつものメンバーと戦いをすることだ。
戦いといっても実際に殺したりはしない。安心な大会なのだ。名づけてバトルドライアルという戦いだ。
1、サバイバル
のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫は気がつくと砂浜に寝ていて何が起こったのかわからない。
ただ覚えているのはドラえもんから差し出された未来のジュースを飲んで気が遠くなっていたことだけだ。
「みんなー!聞こえるー?」
ドラえもんの声がした。どこにいるのかが分からない
「ドラえもーん!ここはどこー?」
ドラえもんは言った。
「君たちは今、無人島にいるよ」
しずかは言った。
「ねぇ!ドラちゃん、今から何をするの?」
ドラえもんは大きな声で言った。
「いまから・・・・・『バトルドライアル』をしてもらいます!」
4人は声をそろえて言った。
「バ、バトルドライアル!?」
ドラえもんは冷静に言った。
「そう、今からルールを説明するよ。
この島は周囲約4kmあって、ひとつ危険エリアがあるよ。
一時間ごとに危険エリアが変わっていくからその時になると、定時放送するよ。危険エリアに残っていたり、入ったりすると
君たちの腕についている腕時計みたいなモノ。
これは安全防水でゲームが終了するまで絶対外れないよ。これは、発信機能も付いて、どこにいるかがすぐ分かるからね。
話が戻るけど、危険エ リアに足を踏み入れたり脱出しようとしたりするとショックガンと同じくらいの電流が流れて
ゲームオーバーになるから気をつけ てね。一人ひとりに武器を渡すね。
スモールライト、ショックガン、空気砲、食料と水、地図、コンパス どんな使い方をしても OKだよ。
これらの武器を使って、相手を全員倒したらその人の 優勝だよ。じゃあがんばってね。10分おきにスタートさせるからね。
じゃあ、トップバッターはのび太くん!スタート!」
のび太は武器のバックを片手に森の中へ入っていった・・・・・
2.
のび太は樹海に足をふみいれようとした。するとまたドラえもんの声が聞こえた。
「あ、忘れてた。秘密道具のバッグが空から降ってくるから、その中に秘密道具が入ってるよ!
でも当たりとかハズレもあるから気をつけてね。当たりはたくさんあるよ。ハズレは秘密道具じゃないかもよ。
当たりはボクが言ったさっきの3種類のうちのひとつ。どれが入っているかはお楽しみ!じゃあ改めてゲームスタート!!」
のび太は樹海へと入っていった。
それに続き10分後にはスネ夫、その10分後にはジャイアン、それまた10分後にはしずかが森の中へ入っていった。
−樹海−
のび太は樹海にいた。のび太は体力がないのでヘトヘトになりその場に座った。すると空からバッグが降ってきた。
「うわぁ!!」
のび太はそれをよけた。迷彩柄のバッグのなかに何かが入っているのだ。
「ドラえもんは親友だ。もちろん僕に良い物をくれるはずだ・・・」
のび太はバッグを開けた。のび太は目を疑った」
「え?何だよこれ!?」中から取り出したものは、秘密道具ではない「手鏡」だった。
「こんなの使えないや。でも何かの役に立つかもしれない。 取っておこう。」
のび太はポケットに手鏡を入れて樹海の奥へと入っていった。
ジャイアンは、まだ浜辺にいた。この島は浜の中に海があるのだ。
「出てきたところをそのうちバーン!とショックガンで・・・ あ、でもショックガンは当たりだ。ハズレもあるから・・・」
ジャイアンがそう考えていると、ドスッ!浜にバッグが叩きつけられた。
「待ってたんだよ!なかには・・・・・あん?おっしゃぁ!」
ジャイアンが手にした秘密道具は、ミニドラだった。
「ドラドラ」※ミニドラの声
ようし、さっそく3人を見つけるぜ!!
ジャイアンも樹海の中に入っていった。
スネ夫は、樹海の中心部にある丘の上に座っていた。そして道具が振ってきた。妙にバッグの大きさがデカイ
「待ってました!さぁ、天の女神よ!このハンサムで天才で人気者 の僕に優勝できる秘密道具を恵みたまえ!!」
スネ夫はバッグを開けると、目を疑った。
「これは・・・・空気砲!」
スネオ夫は嬉しくなってはめると、丘を下っていった。
しずかは樹海の中にいた。おなじように空からバッグが降ってきた。
「なにが入っているのかしら? やったわ!」
しずかが手にしたものは、タケコプターだった。
「これで島が見渡せるわ!」
ゲーム参加者:4人。 次回:予想外