ドラドラミトークショー

メタルさん 作

 

第4話「百丈島の別荘」


時は21世紀初頭の百丈島。

そこにある別荘の中でドラえもんとドラミが今回の『ドラドラミトークショー』を始めようとしていた。

ドラえもん「ついに『ドラドラミトークショー』をする場所が固定になったね。」

ドラミ「以前、お兄ちゃんとのび太さんがプラモデルで造った百丈島の別荘でやるのなら、初めからそうすればよかったじゃない。」

ドラえもん「そうだけど、そこを思い出すまで、時間がかかったんだよ。」

ドラミ「これでもう、誰にも迷惑をかけたり、邪魔をされずにすむのね。」

ドラえもん「実は、今回ジャイアンがここに来たんだ。」

そう言うと、別荘の中にジャイアンが入ってきた。

ジャイアン「久しぶりだな、ドラミちゃん。」



ドラミ「武さんじゃないの!?どうしてここへ?っていうか、どうやってここへ来たの?」

ジャイアン「実はこの間、ドラえもんが最近、嬉しそうな顔をしていたから、『何かいいことがあったのか?』って、
       聞いたら、『ドラミと『ドラドラミトークショー』をやっていて、楽しいんだよ。』って言ったから、俺も出演を頼んで、
       どこでもドアでここへ来たんだぜ。」

ドラミ「お兄ちゃん。勝手に話しちゃダメじゃないの。」

ドラえもん「ごめん。つい、口が滑って。」

ジャイアン「いいじゃねえか。俺様はゲストということにすればいいだろう。」

ドラミ「しょうがないわねえ。武さんは『ドラえもん』代表のゲストということにしておくわ。」

ジャイアン「『ドラえもん』代表?ということは他の作品のキャラがここに参加するということか!?」

ドラえもん「そうだよ。」

ジャイアン「どんな人が来るんだろう?楽しみだな。」

ドラミ「(武さんはスネ夫さんと違って、大丈夫そうね。)」

ジャイアン「そういや、話は変わるが、この間、スネ夫が自分で家を爆発させて、病院に入院しているんだ。
       頭がおかしいとしか思えないぜ。」

ドラえもん「そ……そうだね。(まさか、それに僕とドラミが関わっているなんて、言えないね。)」

ジャイアン「そのためかどうかは知らないが、スネ夫の家はまだ建て直しすら、始まっていないんだぜ。」

ドラミ「(そういえば、スネ夫さんの家はまだ、爆発した跡の状態のままであると聞いたわね。)」

ジャイアン「ドラえもん、ドラミちゃん。ここは復元光線かタイムふろしきでスネ夫の家を元に戻したらどうだ?」

ドラえもん「実は、復元光線とタイムふろしきは修理に出していて、今、持っていないんだ。」

ドラミ「私もよ。」

ジャイアン「それは残念だな。それでスネ夫の家を元に戻せれば、スネ夫も少しは気が楽になるのにな。」

ドラえもん「そうだね。」

ジャイアン「それに俺の歌の練習の場所でもあるしな。」

ドラミ「そうだったの!?」

ジャイアン「最近、空き地で歌の練習をすると、武装した謎の集団が襲ってきて、
       そいつらを倒すのが精一杯で歌の練習をする暇がないからな。

       それでスネ夫に頼んで、スネ夫の家で歌の練習をしているんだぜ。」

ドラえもん「(スネ夫君もかわいそうだね。)」

ドラミ「(スネ夫さんの家は、しばらく建て直されない方がいいわね。)」

ジャイアン「この百丈島の別荘で歌の練習しようと思ったが、
       ドラえもんとドラミちゃんの『ドラドラミトークショー』の迷惑になる可能性もあるから、ここで歌の練習はしないぜ。」

ドラえもん「(よかった。)」

ドラミ「(あんな歌を聞かされたら、たまらないわ。)」

ドラえもん「今回のドラえもん関連の話は、『ドラえもん のび太と銀河超特急』です。」

ドラミ「『ドラえもん のび太と銀河超特急』は、お兄ちゃんが22世紀で大人気のミステリー列車の切符を手に入れて、
    お兄ちゃん、のび太さん、後から参加した静香さん、武さん、スネ夫さんの5人で出発して、ドリーマーズランドに到着して、
    そこで冒険をする話よ。」

ドラえもん「ちなみに、“銀河超特急”は“ぎんがエクスプレス”と読むんだよ。」

ジャイアン「その話では、俺が禁断の星の鉱山の中から銀河超特急に使用する燃料を見つけたんだぜ。」

ドラミ「ドンとジェーンの力もあって、たまたま運がよかっただけでしょう。」

ジャイアン「それも含めて、俺様の活躍のおかげで、禁断の星から脱出できたんだぜ。」

ドラえもん「確かにそうだね。」

ドラミ「では、ここで私達とこの話をしてくれる、今回のゲストを紹介するわよ。『ぷぎゅる』のカナトさんです。どうぞ。」

ドラミがそう言うと、『ぷぎゅる』のカナトが、ドラえもんとドラミとジャイアンがいる部屋に入ってきた。


カナト「初めまして、カナトです。今日はオレを『ドラドラミトークショー』に呼んでくれてありがとう。」

ジャイアン「すげえ、姉ちゃんだな。」

ドラえもん「ドラミ。今回もすごい人を呼んだね。」

ドラミ「いいじゃないの。私の気分で決めるんだから。」

カナト「ドラミから聞いたんだが、ドラえもんはネコ型ロボットらしいが、どう見ても雪だるま型ロボットにしか見えないな。」

ドラえもん「雪だるま!?じゃあ、ドラミは?」

カナト「ドラミは頭についているリボンでネコ型ロボットらしさは分かるよ。」

ドラえもん「そんなあ〜!!」

ジャイアン「俺にはドラミちゃんは黄色いまんじゅうに見えるぜ。」

ドラミ「失礼ね、武さん!!私は黄色いまんじゅうじゃないわよ!!」

ジャイアン「ただの冗談を言っただけだぜ。」

カナト「そういや自己紹介がまだだったな。オレの名はカナト。
     ヤンキー兼格闘家の高校生で、辛い食べ物と釘バットが好きで、怖い話が死ぬほど苦手だ。
    後、エスペルにスキャンされた時、英語で赤点しか取れない能力が対象になった。」

ジャイアン「エスペルって誰だ?」

カナト「エスペルはメイドロボで、本名はエスペル・キングメイダーZって言うんだ。」

ジャイアン「そのメイドロボにスキャンされたのが、英語で赤点しか取れない能力ってふざけているよな。」

ドラえもん「きっと、エスペルのスキャンは本人の気分によって対象が変わるんだよ。」

カナト「オレもそう思うことにしているぜ。」

ドラミ「そういえば、カナトさんは『教えてしずちゃん!』の第5回の拍手でのび太さんより泳げないキャラになっているわよ。」

ドラえもん「その理由は『ゴーグルと酸素ボンベと浮き輪を身につけたにもかかわらず、海でおぼれたことがある』となっているよ。」

ジャイアン「のび太より泳げない奴がいたとは知らなかったな。俺は絶対にのび太より泳げない奴がいると思わなかったからな。」

カナト「誰だ!?そんな拍手の内容を送ったのは!?」

ドラミ「この小説の作者よ。」

カナト「それじゃあ、しかたがないな。」

ドラえもん「切り替えが早い!!」

カナト「だが、オレより泳げない奴を知っているぜ。」

ドラミ「誰なの?」

カナト「『らんま1/2』の天道あかねだ。」


ジャイアン「天道あかねは浮き輪を身につけても泳げなかったが、カナトはゴーグルと酸素ボンベと浮き輪を身につけておぼれたんだから、
       カナトの方が泳げないだろう。」

ドラミ「浮き輪を身につけても泳げなかった点から考えると、天道あかねさんものび太さんよりは泳げないわね。」

ドラえもん「つまり、マンガ・アニメで泳げない一般キャラの1位はカナト、2位は天道あかね、3位は野比のび太で決まりだね。」

カナト「やっぱり、オレより泳げないキャラはいないのか……。」

ドラミ「泳げない話はここで終わりにして、『ドラえもん のび太と銀河超特急』の話をしましょう。」

ドラえもん「そうだね。」

カナト「『ドラえもん のび太と銀河超特急』を見て思ったんだが、原作・映画ともに、ミステリー列車に現れた忍者やガンマンや海賊、
   恐竜などの謎は明らかになっていないが、どうしてそういうことが起きたんだ?」

ジャイアン「俺が恐竜、スネ夫が海賊、のび太が忍者やガンマンなどに会ったが、これについてドラえもんに聞こうとしたが、
       ダーク・ブラック・シャドウ団事件が起きて、うやむやになっちまったんだぜ。」

ドラえもん「あれは、列車強盗ショーというドリーマーズランドに入園する前のアトラクションだよ。」

ドラミ「私もミステリー列車に現れた忍者やガンマンなどが気になるわね。」

ドラえもん「それはミステリー列車の関係者に聞いてよ。」

カナト「『ドラえもん』のキャラならまだしも、オレは『ぷぎゅる』のキャラだからここで聞かないとダメなんだよ。」

ドラえもん「じゃあ、僕の考えで答えるけど、ミステリー列車の中でお客さんを楽しませるために、忍者やガンマンなどが現れたんだよ。」

ジャイアン「だが、俺の場合、恐竜に窓を突き破られたんだぞ!その時、死ぬかと思ったんだぞ!!」

ドラえもん「そこのところは、安全のためにお客さんが怪我をしないように動いていたんだよ。その後、窓は元に戻ったでしょう。」

ジャイアン「確かにそうだが。」

ドラミ「つまり、のび太さんにガンマンが弾を撃ったのも、それが絶対にのび太さんに当たらないように撃ったということなの?」

ドラえもん「そうとしか考えられないよ。」

カナト「じゃあ、そう思うことにするか。」



ドラえもん「他に疑問に思ったところはある?」

カナト「ドリーマーズランドで怪奇と伝説の星が、どんなところか不明だったが、ドラえもん達はそこの詳しい情報が分かるのか?」

ドラえもん「遊んでいないから分からないけど、名前からして、『ドラゴンクエスト』のような冒険が体験できると思うよ。」

ジャイアン「そこにも行こうと思ったんだが、ヤドカリ事件が起きて、行く暇がなかったんだぜ。」

ドラえもん「ヤドカリ事件じゃなくて、ヤドリ事件だよ。」

ドラミ「ヤドリは人にとりついたり、ロボットを操ったりして恐ろしい寄生生物だったわね。」

カナト「この時、『ドラえもん』の一般的なレギュラーキャラで寄生されたのは、のび太とスネ夫の2人だったな。」

ドラえもん「スネ夫君に寄生していたヤドリが、のび太君に新たに乗り移って寄生したんだよ。」



ドラミ「この時のお兄ちゃんって、のび太さんが持っていたダンボールらしき箱で頭を叩かれて、倒されたのよね。」

ドラえもん「ヤドリがのび太君に寄生したことを知らなかったからだよ。」

ドラミ「そういえば、ヤドリの親玉のヤドリ天帝がのび太さんに倒された後、生き残ったヤドリ団はどうなったのかしら?」

ジャイアン「辺境警備隊に捕まったかもしれないな。」

ドラえもん「それよりも、ヤドリ天帝がいなくなったから、宇宙をさまよい続けて、全滅したと考えられるよ。」

カナト「今、思い出したんだが、ドラえもんとのび太が西部の星でデス・バレーにある腕利きガンマン達がいるアジトに行くシーンがあるが、
    そのデス・バレーって、ファミコンディスク版の『ガンスモーク』のステージ4が元ネタなのか?」

ドラえもん「僕とのび太君が西部の星に到着した時の、町の名前は“ガンスモークシティ”だけど、デス・バレーの元ネタが
      ファミコンディスク版の『ガンスモーク』のステージ4だとは思えないよ。」

カナト「だが、ファミコンディスク版の『ガンスモーク』のステージ4のステージ名はDEATH MOUNTAIN(デス・マウンテン)になっているぞ。」

ドラミ「確かにそうね。」

ドラえもん「単なる偶然だよ。」

ジャイアン「ちなみに、ファミコンディスク版の『ガンスモーク』のステージ4のボスは忍者だぜ。」

ドラミ「武さん。今、その情報はいらないでしょう。」

ジャイアン「いいじゃねえか。俺は忍者の星で、スネ夫と一緒に忍者になっていたんだから。」

カナト「実地試験には合格していないが、メルヘンの星で何も得られなかった静香よりはましだな。」

ドラえもん「話がずれてきているよ。」

カナト「じゃあ、デス・バレーの元ネタはファミコンディスク版の『ガンスモーク』のステージ4であるのは違うという答えでいいのか?」

ドラえもん「それについては、可能性の1つとして考えられるという答えにするよ。」

ドラミ「これで『ドラえもん のび太と銀河超特急』の話は終わります。」

そのとき、ジャイアンの母ちゃんがドラえもんとドラミとジャイアンとカナトがいる部屋に入ってきた。

ジャイアンの母ちゃん「武!!店の留守番を頼んだはずなのにこんなところで遊んでいたのかい!?」

ジャイアン「母ちゃん!?どうやって、百丈島の別荘に!?」

ジャイアンの母ちゃん「そこにあったピンクのドアから来たんだよ。」


ドラえもん「そういえば、どこでもドアをジャイアンの家に繋げたまま置きっぱなしになっていたね。」

ジャイアン「ドラえもん!!」

ジャイアンの母ちゃん「何がドラえもんだい!!店をほったらかしにして、帰ったらおしおきだよ!!」

ジャイアン「そんなあ〜。勘弁してくれよ、母ちゃん。」



そう言いながら、ジャイアンはジャイアンの母ちゃんの引っ張られて、
百丈島の別荘からどこでもドアでジャイアンの家に帰らされたのであった。

カナト「あの人がジャイアンの母親か。オレの母ちゃんよりインパクトがあるな。」

ドラミ「武さんのお母さんは、ものすごく強いのよ。」

ドラえもん「ある意味、最強だね。」

カナト「人類が進化の果てにたどりついた最終形態らしい姿のチェコでも勝てるか微妙に思えてきたな。」


こうして、ジャイアンの母ちゃんの強さに納得をするドラえもんとドラミとカナトの3人であった。

 

 

第5話「オメガコンビ」


ドラえもん「ついに『ドラドラミトークショー』の第5回目を行うことができたね。」

ドラミ「まだ、お祝いできるほどやっていないじゃない。」

ドラえもん「そうだけど、今後こういうセリフを言う機会があるかどうか分からないから今のうちに言おうと思ったんだよ。」

ドラミ「しょうがないわねえ。」

ドラえもん「それでドラミ。今回のゲストは誰なの?」

ドラミ「今回のゲストは2人よ。しかも、どちらも『教えてしずちゃん!』に登場したことがある人よ。」

ドラえもん「誰だろう?」

ドラミ「その前に今回のドラえもん関連の話を発表するんじゃないの?」

ドラえもん「そうだったね。今回のドラえもん関連の話は『出木杉英才』です。」

ドラミ「出木杉英才さんは、のび太さんのクラスメイトで顔がよくて、成績優秀でスポーツ万能、料理が得意で性格もいい少年よ。
    さらに家庭教師のアルバイトもしているのよ。」

ドラえもん「僕も出木杉君とは交流があるけど、ここまで万能な人は出木杉君以外知らないよ。」

ドラミ「では、ここで私達とこの話をしてくれる、今回のゲストを紹介するわよ。『ぱにぽに』の片桐姫子さんと
    『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のルガール・バーンシュタインさんです。どうぞ。」

ドラミがそう言うと、『ぱにぽに』の片桐姫子と『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のルガール・バーンシュタインが、
ドラえもんとドラミがいる部屋に入ってきた。

姫子「初めまして、片桐姫子です。ついにドラえもんとドラミちゃんと出会うことができたよ。」

ルガール「諸君らに会うのは初めてだったな。私の名前はルガール・バーンシュタイン。よろしく頼むぞ。」

ドラえもん「2人とも『教えてしずちゃん!』の第27回に登場していたね。」

姫子「でも、そのときに出会ったのは森さん、久遠静香さん、ゼルダ姫の3人だったよ。」

ルガール「トランセルもいただろう。」

ドラえもん「そのときいたトランセルはドラミの変装だよ。」

ドラミ「お兄ちゃん!余計なことを言わないでよ!!」

ドラえもん「ごめん、ドラミ。」

姫子「マホ!?そうだったの!?」

ルガール「ということは、あの時、すでにドラミに会っていたということか!」

ドラミ「あの時は事情があって、トランセルに変装していたのよ。」

姫子「とにかく、これで私達、オメガコンビがドラえもんとドラミちゃんと会話ができるんだね。」


ルガール「別に姫子とそういうコンビを結成した覚えはないが、『教えてしずちゃん!』に登場した時は、
あまりしゃべることができなかったから、ここで思う存分、しゃべらせてもらうぞ。」

ドラえもん「それじゃあ、改めて今回のドラえもん関連の話である『出木杉英才』の話を始めます。」

ルガール「あの噂に聞いた天才少年である出木杉の名前って“英才”だったのか!?」

ドラミ「そこから始めるの!?」

ドラえもん「しょうがないよ。普通の人は出木杉君の名前が“英才”であることを知らないんだから。」

姫子「確か、最初は“太郎”って名前だったんだよね。」

ドラミ「そうだけど、後で“英才”という名前になったから、その“太郎”という名前はなくなったのよ。」

ルガール「設定が変わるというのは『ドラえもん』という作品に限らず、他の作品にもあることだから、しかたがないことだな。」

姫子「
ところで英才って、“えいさい”と“ひでとし”の2通りの読み方ができるんだけど、どっちだろう?」


ルガール「英才を“えいさい”と読んでも“ひでとし”と読んでも、どちらでも名前として通用するぞ。」

ドラえもん「そこのところだけど、公式設定では、出木杉英才を“できすぎえいさい”とも“できすぎひでとし”とも読めるが
      答えになっているんだよ。」

ドラミ「他の雑誌だと“ひでとし”が多いみたいだけど、結局、英才の正しい読み方は“読者の読み方に任せている”というわけよ。」

ドラえもん「それにしても、出木杉君は万能で何でもできるねえ。」

姫子「出木杉君は成績が優秀みたいだけど、成績が優秀でも頭が悪い人を知っているよ。」

ルガール「そんな人がいるのか?」

ドラミ「誰なの?」

姫子「桃月学園の1年A組の生徒で、演劇部分室衣装部に所属している柏木優麻ちゃんだよ。
    成績は優秀で足が速くて、ソフトボールもできるのに、めちゃくちゃな発想をして、
    妹の優奈ちゃんや他の人を困らせることがあるんだよ。」

ドラえもん「メソウサとロボウサ3号を東館一周の障害物競争のレースで対決させて、爆発オチになったことも、
       優麻さんが考えたことだったね。」

姫子「そのとき、優奈ちゃんも一緒にいたんだけど、おそらく優麻ちゃんに付き合わされただけだと思うよ。」

ルガール「つまり、“成績が優秀=頭が良い”というわけではないという答えになるわけだな。」

ドラミ「出木杉さんなら、そういうめちゃくちゃな発想は思いつかないでしょうね。」

ルガール「私もそこまでふざけた発想はしないぞ。」

ドラえもん「(ルガールさんは自分の艦を何度か自爆させたことがあるのに、よくそんなことが言えるなあ。)」

ルガール「それで、出木杉はスポーツ万能らしいが、私のように格闘技を全てマスターしているといたら、
      かなりの強さを持っていることになるな。」

姫子「ルガールさんは烈風拳やカイザーウェーブを使うことができるからね。」

ドラミ「でも、それって元々、他の人が使用する技だから、器用貧乏じゃないの?」

ルガール「何を言う!?私だけが得意とする独自の必殺技もあるのだぞ。」

ドラえもん「相手の力にしか興味がないから、そう言われてもしょうがないんじゃないの?」

ルガール「くっ……本当のことだから、それについては言い返せないな。」

姫子「でもさ、私は全然、運動ができないから、何でもできるということはどのような状況でも対応できるんじゃないのカナ?」

ルガール「姫子、良いことを言った!これで私が器用貧乏ではないということが証明されたわけだな。」

ドラミ「(姫子さんは、こういう発想に関しては頭がいいのね。)」

ドラえもん「姫子さんは、運動だけじゃなくて、勉強もダメだし、タマネギも嫌いでしょう。」

姫子「マホ!?言われてしまった……。」

ドラミ「オメガバカとされているから、のび太さんより、勉強や運動ができるかどうかも怪しいわね。」

ドラえもん「それでも、追試免除カンケリ大会で、柏木優奈さんが柏木優麻さんに入れ替わっていることを見抜いたことを考えると、
      のび太君より勉強や運動はできると思うよ。」

姫子「そのとおりだよ!」

ルガール「(のび太は小学生で、姫子は高校生だから、一般的に考えると、姫子の方が勉強や運動ができるに決まっているだろう。)」

ドラミ「つまり、姫子さんは勉強は嫌いだけど、自分の興味のあることなら、頭を使うというわけね。」

姫子「それが私の実力だよ。」

ルガール「後、タマネギが嫌いらしいが、サワークリームオニオン味のポテトチップスらしいお菓子を食べていたと聞いたことがあるぞ。」

ドラミ「そうなの!?」

姫子「そういうお菓子なら、平気なんだよ。」

ドラえもん「(お菓子だったら、いいのか……。)」

ルガール「話がずれてきているから、話を元に戻そう。出木杉は家庭教師のアルバイトをしているらしいが、誰に何を教えているのだ?」

ドラえもん「具体的には分からないけど、自分より年下の子供に普通の小学校で習う教科全般を教えているんじゃないのかな?」

ドラミ「出木杉さんは小学生だから、そうとしか考えられないわ。」

姫子「そうカナ〜?私は年下の子供にその宿題を代わりにやっているんじゃないのかと思うんだよね。」

ルガール「それだと、家庭教師じゃなくて、違うアルバイトになるだろう。」

ドラえもん「それに出木杉君は“宿題は自分でしないといけない”と考えるタイプだから、それはないでしょう。」

姫子「マホ……残念……。」

ドラミ「でも、具体的な金額も不明なのよね。」

ドラえもん「そこのところは月額2000円というように決めているかもね。」

姫子「でも、出木杉君に家庭教師の代金を払うのは、その対象になっている子供の親でしょう。それって問題じゃないのカナ?」

ルガール「私もそれについては賛成だ。さらに出木杉の両親はそのことを知っているのか?」

ドラえもん「そこら辺のことも具体的には分からないけど、
       おそらく出木杉君の両親は出木杉君が家庭教師のアルバイトをしていることは知っていると思うよ。
       そうでなかったら、近所で騒動になっているはずだよ。」

ドラミ「大人が子供に家庭教師の代金を払うことについては、お互いに了承していれば大丈夫だと思うわ。」

姫子「そうなんだ。」

ルガール「それにしても、子供に子供の家庭教師を頼むとは……。時代の流れを感じるな。」

ドラえもん「出木杉君だからだよ。普通は子供に子供の家庭教師を頼むことはしないよ。」

姫子「ところでさ。出木杉君って、一度も『ドラえもん』の大長編版・映画版で活躍していないよね。」

ルガール「そういえば、そうだな。ドラミのように最後の方でドラえもん達を助けに来ることもないな。」

ドラミ「そりゃそうよ。私のように出木杉さんは便利な道具を持っているわけじゃないのよ。」

ドラえもん「それもあるけど、出木杉君は万能だから、『ドラえもん』の大長編版・映画版活躍したら、話がおもしろくなくなるからだよ。」

姫子「『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の比古清十郎のような立場だね。」

ドラミ「つまり、出木杉さんは『ドラえもん』のジョーカーキャラということになるわね。」

ルガール「その割には、『ドラえもん』の大長編版・映画版の日常の部分にだけは登場しているな。」

姫子「実は出木杉君は予知能力を持っていてさ、そのときにドラえもん達と関わると自分の身が危なくなることを知ることができて、
    その結果までは分からないから、冒険に参加したくないんじゃないのカナ?」

ルガール「それなら、学校のテストの内容も予知できるから、成績が優秀であるのも納得ができるな。」

ドラミ「出木杉さんはあれでも未知の冒険が好きだから、それはないと思うわ。」

ドラえもん「そういう予知能力で危険な冒険を避けたいと思うのはスネ夫君の方だよ。」

ルガール「スネ夫は自分の得意分野でないと、活躍できないからな。」

姫子「スネ夫君は基本的に、みんなの強さを高めるための役だからね。」

ドラえもん「こうして出木杉君のことを話していると、
       出木杉君は僕達の時代よりはるか未来の世界から来たんじゃないかと思えてしまうんだ。」

ドラミ「そうかしら?こういう天才の人は普通の日常に1人くらいはいるわよ。」

姫子「それだったら、出木杉君が元々いた世界では人々のあらゆる能力が高すぎて、出木杉君は普通の能力で、
   つまらないと感じたから、タイムマシンでのび太君が小学生の時代に来たに違いないね。」

ルガール「だが出木杉の両親の部分はどう説明するんだ?」

ドラえもん「僕が使う道具に記憶の内容を変更する道具があるから、それを使って、出木杉君を自分の息子だと思わせて、
      そこで住むことができるよ。」

ドラミ「そんなことしたら、タイムパトロールが黙って見過ごさないわよ。」

ドラえもん「そこも問題ないよ。出木杉君が歴史に大きく関わる人物であったり、タイムパトロールを操れる能力を持っていたりすればね。」

ルガール「そこまでよく考えられるな。」

姫子「さすがは、ドラえもん。考えることが違うね。」

ドラえもん「それほどでも。」

ドラミ「この会話を出木杉さんや他の人が知ったら、びっくりするわよ。」

ドラえもん「大丈夫だよ。他のドラえもん小説だと、出木杉君はとんでもない役になることがあるから。」

ルガール「そういう問題でもないような気がするのだが……。」

姫子「でも、出木杉君の話でここまで話せるなんてオメガすごいとしか言いようがないカモ。」

ドラミ「これで『出木杉英才』の話は終わります。」


 そのとき、スネ吉がドラえもんとドラミと姫子とルガールがいる部屋に入ってきた。

スネ吉「見つけたぞ!ドラえもん、ドラミちゃん!!」

ドラミ「スネ吉さん!?」

ドラえもん「どうやってここに!?」

スネ吉「前にスネ夫が四丈半島の別荘の近くにある島に、ドラえもんとのび太君が現れたと聞いたから、もしやと思って、
船でここへ来て探索していたら、この家を見つけてね。その中に入ったら、君達を見つけたというわけさ。」

ドラえもん「そういえば、この島の近くの島にスネ夫君の別荘があったね。こりゃ、見つかるはずだよ。」

ルガール「別荘に鍵をかけていなかったのか?」

ドラえもん「この島へ行くために必要などこでもドアをポケットの中にしまっていたから、僕達以外、誰も来ないと思って、
      別荘に鍵をかけていなかったんだよ。」

ドラミ「ダメじゃないの、お兄ちゃん。別荘に鍵をかけなきゃ。」

姫子「でも、この人のことだから、ドアを壊してでも中に入るつもりだったんじゃないのカナ?」

スネ吉「そこにいるアホ毛の言うとおりだ!スネ夫の家を爆発させたのは、ドラえもんとドラミちゃんであると入院中のスネ夫から
     聞いたんだよ。

     警察はスネ夫に原因があると決めているらしいが、僕はスネ夫の言うとおり、ドラえもんとドラミちゃんの仕業だと思うんだよ!!」

ドラえもん「それは誤解だよ!」

ドラミ「私達はスネ夫さんの家が爆発したことには関係ないわ!」

スネ吉「うるさい!!この僕が開発したハイパーマシンガンをくらって、スネ夫の痛みを思い知れ!!」

姫子「事情はよく知らないけど、ドラえもんとドラミちゃんを痛い目に遭わせようとするのなら、この私がやっつけてやる!
    決して、アホ毛と呼ばれたことに対して怒っているわけじゃないからね!」

ルガール「家の爆発のことに関しては、スネ夫に原因があると確定しているのだろう。それをスネ夫の言うことを信じて、
      ドラえもんとドラミを痛い目に遭わそうとするのは許せんな!いつもは悪である私だが、
      今回はドラえもんとドラミの味方になるぞ!」

スネ吉「君達には恨みはないが、ドラえもんとドラミちゃんの味方をするようなら容赦はしないぞ!!」

ドラえもん「どうしよう、ドラミ!?」

ドラミ「私達が戦うのはまずいから、ここは姫子さんとルガールさんに任せて、隙を見て、別荘の外に逃げるわよ。」

こうして、百丈島の別荘の中で、姫子&ルガールVSスネ吉の対決が始まり、
ドラえもんとドラミはその戦いの最中に別荘の外に逃げ出したのであった。

その数時間後、姫子&ルガールVSスネ吉の対決は終了し、姫子&ルガールの勝ちになり、スネ吉は大怪我を負ってしまい、
その場で倒れていた。

そして、別荘は完全に崩壊している状態であった。

 これらの様子を安全な場所で見ていたドラえもんとドラミは、姫子とルガールをどこでもドアでそれぞれの住んでいる場所に移動させ、
倒れているスネ吉を起こさないようにスネ吉の家にどこでもドアで移動し、お医者さんカバンでスネ吉の怪我を治し、
メモリーディスクを使って、スネ吉の百丈島の別荘での出来事を忘れさせたのであった。

 

第6話「2人のくノ一」

姫子&ルガールVSスネ吉の百丈島の別荘での戦いから数日後、崩壊した別荘があった場所に新たな別荘が建設され、
その別荘の中でドラえもんとドラミが今回の『ドラドラミトークショー』を始めようとしていた。

ドラミ「姫子さん&ルガールさんVSスネ吉さんの戦いによって、崩壊した別荘を数日で新しく建て直すなんて、お兄ちゃんはすごいわね。」

ドラえもん「プラモ化カメラを使って、新たな別荘を製作して、テレビやクーラーや冷蔵庫などの家電製品もそれで新たに製作したんだ。」

ドラミ「そういえば、そういう道具もあったわね。」

ドラえもん「忘れないでよ。」

ドラミ「その道具を使っていたのは、お兄ちゃんなんだから、私がその道具を思い出すのに、時間がかかるのよ。」

ドラえもん「それもそうだね。」

ドラミ「それじゃあ、今回のドラえもん関連の話を始めましょう。」

ドラえもん「今回のドラえもん関連の話は『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』です。」

ドラミ「『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』は原作はなく、映画のみの作品で、
    新入生歓迎会で『西遊記』の劇をやることになったのび太さん達だけど、
    のび太さんが『本物に似ている人が孫悟空の役になるべきだよ。』という風に言って、
    本物の孫悟空を探しに7世紀のシルクロードに行くと、のび太さんに似ている孫悟空を見つけて、
    そこから大きな騒動が起こる話よ。」

ドラえもん「こうして話を聞いていると、のび太君が『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』の事件の原因者だね。」

ドラミ「何言っているの!?

    お兄ちゃんが唐の時代でヒーローマシンでのび太さんを孫悟空の役にして、
    お兄ちゃんからヒーローマシンの出入り口を開けて、のび太さんに外に出るように指示をして、
    さらにのび太さんに孫悟空のふりをするように指示をして、お兄ちゃんがヒーローマシンの出入り口を開けたまま、
    そこから離れたことが原因でしょう。」

ドラえもん「やっぱり、僕が『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』の事件の原因者になるんだ。
       でも、そのおかげでのび太君は孫悟空になって活躍して、それが『西遊記』の話の元になったかもしれないんだよ。」

ドラミ「そうかもしれないけど、事件の責任はお兄ちゃんなんだから、みんなを巻き添えにしたことについては謝らないといけないわ。」

ドラえもん「そのことについては、牛魔王を倒した後、みんなに謝ったよ。」

ドラミ「私には玄奘三蔵法師様にしか謝っていないように見えたわ。」

ドラえもん「ドラミが見ていないところで、みんなに改めて謝ったんだよ。」

ドラミ「とにかく、こういうことは二度としないでよね。」

ドラえもん「もちろんだよ。ところで、今回のゲストは呼ばないの?」

ドラミ「そうだったわね。今回のゲストを紹介するわよ。『ニンジャコマンドー』のレイア・ドラゴンさんです。どうぞ。」

ドラミがそう言うと、『ニンジャコマンドー』のレイア・ドラゴンと一本結びの髪形で、そこに赤色らしきリボンを身に着けており、
短い腰巻の忍者服を着たくノ一がドラえもんとドラミがいる部屋に入ってきた。

レイア「久しぶりね、ドラえもん。今日はドラミちゃんの紹介でここに参加させてもらえてうれしいわ。」

謎のくノ一「初めまして、ドラえもん、ドラミちゃん。今日はよろしくね。」

ドラミ「ちょっと待って。今回の『ドラドラミトークショー』のゲストは、レイアさんしか呼んでいないはずよ。」


ドラえもん「そうだったの!?じゃあ、もう1人は誰なの!?もしかして、レイアさんの知り合いなの?」

レイア「違うわ。私はさっき、この人に会って『私も『ドラドラミトークショー』のゲストですよ。』って言っていたから、
    ドラえもんかドラミちゃんの知り合いかと思っていたわ。」

ドラミ「あなた、どうやってここへ来たの?後、今日のこの場所で『ドラドラミトークショー』をやると知ったの?」

謎のくノ一「さらに答えると、今回が『ドラドラミトークショー』の第6回目であることを知っているんですよ。」

ドラミ「それも私とお兄ちゃん、今回のゲストであるレイアさんしか知らないはずなのに、どうして分かったの!?」

ドラえもん「これはただ者じゃないよ!君の正体を明かせ!!」

謎のくノ一「姿はこのままですが、私の正体を教えましょう。私こそ、『ドラドラミトークショー』の作者であるメタルなのです!」

ドラえもん「なんだって!!」

ドラミ「この『ドラドラミトークショー』の作者なの!!」

レイア「私が『ドラドラミトークショー』のゲストとして参加したときに作者に会えるなんて……。」

メタル「驚いた?ちなみに、今の私の姿は『ケロロ軍曹』の東谷小雪だよ。」

ドラえもん「今の?ということは本当の姿じゃないんだ!」

レイア「どうして、その姿でここへ来たの?」


メタル「『ドラミュー』というサイトの管理人であるじおすさんが、『教えてしずちゃん!』に出演したのを見て、
    私もそういう演出がしたくなって、『ケロロ軍曹』の東谷小雪の姿でこの小説に登場したのよ。」

ドラミ「それって、問題じゃないの?」

メタル「大丈夫よ。そういう作者本人が出演するドラえもん小説が他にもあるから。」

ドラえもん「それならいいか。」

ドラミ「マンガ・アニメのキャラの姿で出演するなんて、あなたは自分の本当の姿を見せたくないのね。」

メタル「それもあるけど、この小説では、私のように『ドラえもん』の世界とは違う世界に住んでいる人は
    何かのマンガ・アニメのキャラの姿でないと、この世界に姿を現すことができないのよ。
    それで今回は『ケロロ軍曹』の東谷小雪の姿になって、ここへ現れたわけよ。」

レイア「私は『ニンジャコマンドー』のキャラだけど、私はそのままの姿で出演できているわよ。」

メタル「それは、私の世界だと『ドラえもん』や『ニンジャコマンドー』は種類は違っても、娯楽の文化となっているのよ。

    つまり、こちらの世界では三次元でも、私の世界では二次元となっているのよ。私の言うことが理解できたかな?」

ドラえもん「よく分からないけど、メタルさんの都合という答えでいいんだね?」

ドラミ「私もお兄ちゃんと同じ答えよ。」

レイア「私もドラえもんとドラミと同じ答えね。」

メタル「まあ、ドラえもん達がそう思うのなら、それでもいいわ。」

ドラえもん「じゃあ、『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』の話を始めます。」

レイア「ちょっと待ってください。私の個人的な意見を少ししていいですか?」

ドラミ「いいわよ。」

ドラえもん「『教えてしずちゃん!』の第6回に出演した時は、セリフが2つしかなかったからね。そのことについてなの?」

レイア「違うわ。そのときは、メタルさんが拍手で私を『教えてしずちゃん!』に登場してほしいリクエストをしていただいて、
     実際にじおすさんによって、出演できたことには感謝しているわ。」

ドラミ「じゃあ、何に対して意見を言うの?」

レイア「じおすさんも実際に意見をしたことがあるけど、BINGOさん作の『ドラえもんの現代生活』についてよ。」

メタル「確か、レイアさんが最初は男性キャラになっていて、じおすさんが『レイア・ドラゴンは女性ですよ』って意見をして、
    それを男装ということにしてごまかしたことがあったわね。ちなみに、アンヘルは未遂で終わったけどね。」

ドラえもん「それって、メタルさんも気がついてもよかったんじゃないの?」

メタル「そうだけど、私はしゃべり方を強気の性格に合わせたと思ったから、男性キャラになっていたことに気がつかなかったのよ。」

ドラミ「でも、どうしてそうなったのかしら?」

レイア「おそらく、私の名前だけで判断したに違いないわ。」

ドラえもん「でも、その時点で『教えてしずちゃん!』の第6回はすでに掲載されていて、
      レイアさんのことがよく分かるサイトも紹介していたのにね。」

メタル「例え名前だけで判断したとしても、『レイア』という名前は女性名としか思えないわね。」

ドラミ「もし、これを『ニンジャコマンドー』の関連サイトが知ったら、どう思われるのかしら?」

ドラえもん「おそらく、どのサイトも驚くだろうね。」

レイア「今後も『ドラえもんの現代生活』でそういうことが起きるかと思うと、不安になるのよ。」

ドラミ「2010年12月上半期の時点で『ドラミュー』に掲載されている『ドラえもんの現代生活』のレイアさんに関することは
    それ以外の問題はないわね。」

ドラえもん「大丈夫だよ。BINGOさんを信じようよ。」

レイア「そうね。私もBINGOさんを信じるわ。」

メタル「もし、『ドラえもんの現代生活』で何か起こったとしても、私がBINGOさんに意見を言うから大丈夫よ。」

ドラミ「(また、そのまま見逃す可能性があるわね。)」

メタル「ドラミちゃん、私だって万能じゃないんだから、見逃すことがあるのよ。」

ドラミ「私の思っていることが分かるの!?」

メタル「私はこの小説の作者よ。それくらいの能力はここでは使えるのよ。」

ドラミ「これはうかつに思うことができないわね。」

レイア「これで私の個人的な意見は終わりよ。」

ドラえもん「それじゃあ、改めて『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』の話を始めるよ。 」

ドラミ「よかったわ。このまま、話がずれていたら、どうしようかと心配していたのよ。」

ドラえもん「まあ、よくあることだからね。」

レイア「その映画でドラえもんがヒーローマシンの『VIKING』というゲームでドラキングとなって、遊んでいたけど、
    難易度はどのくらいだったの?」

メタル「私も気になるわね。最終ステージしか見えなかったしね。」

ドラえもん「そう言われてもねえ、僕がクリアできるほどの難易度としか答えようがないよ。」

メタル「それなら、私の予想だと難易度は『魔界村』で、ゲーム操作は『闘いの挽歌』のような感じね。」

ドラえもん「難易度はともかく、ゲーム操作は自分自身で動くことができるから、『闘いの挽歌』のような感じじゃないよ。」

メタル「でもそのとき、ドラえもんは剣と盾を持っていたでしょう。それで、剣を振ったり、盾で防御をしたりするから、
    ゲーム操作は『闘いの挽歌』のような感じだと言ったのよ。」


ドラミ「実際、私達が確認できる場面では盾を落として、マントでドラゴンの炎の攻撃を防いでいたけど、
    盾で敵の攻撃を防御していたかもしれないわね。」

レイア「つまり、ゲーム操作は敵の攻撃を防御する手段が増えて、攻略しやすくなった『闘いの挽歌』ということになるわね。」

メタル「じゃあ、それを答えにしましょう。」

ドラえもん「(難易度の疑問だったはずだけど、答えがゲーム操作についてになっているような気がするけど、まあいいか。)」

メタル「いいじゃない。ゲーム操作もゲームの難易度に関係あるんだから。」

ドラえもん「そういえば、メタルさんは人の思っていることを理解できる能力を持っていたんだ!?忘れていたよ。」

ドラミ「今、さっき私がやったことをお兄ちゃんもやったのね。」

レイア「他に気になるところだと、ヒーローマシンでジャイアンは猪八戒の役、スネ夫は沙悟浄の役、静香は三蔵法師の役だったのに、
    作中でその能力を活かせたのは、ジャイアンだけのように見えるわ。」

ドラえもん「スネ夫君もジャイアンと同様に妖怪と戦っていたけど、妖怪をやっつけている場面がなかったからね。」

ドラミ「のび太さんは別として、静香さん、武さん、スネ夫さんの3人の中で全体的にヒーローマシンの能力で活躍していたのが、
   武さんだけというのは、あんまりよね。」

メタル「話の都合というのがあるのだから、しかたがないでしょう。」

レイア「そうだけど、牛魔王との決戦のときのジャイアン達の行動を見ていると、戦っていたジャイアンが妖怪3人に捕まる前に、
    すでにスネ夫、リンレイ、三蔵法師は妖怪2人に、静香は妖怪1人に捕まっているのよ。」

メタル「確かにそうね。妖怪3人に捕まったジャイアンと妖怪1人に捕まった静香を比べると、静香の強さは一般人クラスと思えるわね。」

ドラえもん「静香ちゃんはそんなものでしょう。基本的に弱いんだし。」

ドラミ「とにかく、静香さんとスネ夫さんはヒーローマシンの能力を活かすことができなかったという事実は間違いないというわけよ。」

メタル「後、ドラえもんとドラミちゃんが牛魔王をヒーローマシンに戻そうとしていたのに、それを壊されたから、
    気絶していたのび太に頼ろうとしていたのは、疑問に思うわ。普通なら、2人で武器を使って、牛魔王と戦うでしょう。」

ドラえもん「実は牛魔王を倒せるのは、ヒーローマシンで『西遊記』の能力を持った人だけなんだ。
      僕とドラミはその能力を持っていなかったから、のび太君に頼ったんだ。」

レイア「でも、牛魔王を倒せなくても、のび太が起きるまでの時間稼ぎをやろうとは思わなかったの?」

ドラミ「今、考えたらそうするべきだったわね。」

ドラえもん「そこまで、判断する余裕がなかったからね。」

メタル「じゃあ、ドラえもんとドラミちゃんの余裕がなかったからを答えとしましょう。」

ドラミ「それじゃあ、これで『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』の話は終わります。」

レイア「それでオチは?」

ドラえもん「オチって言われても……。これで今回の『ドラドラミトークショー』は終わりだから、それがオチだよ。」

レイア「そうじゃなくて、今回の話自体のオチのことよ。」

ドラミ「そういえば、今回は無事に終わったわね。じゃあ、ここはメタルさんにオチを用意してもらいましょう。」

メタル「何で私がオチを用意しなきゃいけないのよ!?」

ドラミ「この小説の作者だからよ。」

メタル「しかたがないわね。じゃあ、そこにあるテレビをつけましょう。」

そう言って、メタルがテレビをつけると、そのテレビの画面にはザ・ドラえもんズの1人で、カンフースタイルの王ドラが映っていた。

王ドラ「突然ですがここでニュースをお伝えします。
    先ほど、東京都練馬区月見台に住む源静香さんがイカダで東京湾から全ての伊豆諸島に属する島巡りをし、
    それから東京湾に戻ることに挑戦することになりました。なお、挑戦開始の日には大勢の人々に見送られるとのことです。

     以上、王ドラの突然のニュースでした。それでは番組の続きをご覧ください。」

そう言って、テレビの画面は通常の番組に戻った。

ドラえもん「メタルさん。突っ込みたいところがいろいろあるけど……。っていない!?」

レイア「私達がテレビの画面に集中している間に消えたのね。」

ドラミ「やられたわ!!」

ドラえもん「今回のオチは“メタルさんが僕達をテレビ画面に集中させて、いつの間にかいなくなる”でいいのかな?」

ドラミ「それとも、“静香さんがイカダで東京湾から全ての伊豆諸島に属する島巡りしてから東京湾に戻るに挑戦することのお知らせ”かしら?」

レイア「どっちでもいいけど、私は耳があってオレンジ色になったドラえもんのようなテレビアナウンサーが気になるわ。」

ドラえもん「さっき、テレビ画面に映っていたのは、僕の友達であり、ザ・ドラえもんズの1人でもある王ドラだよ。」

ドラミ「王ドラさんはカンフーを特技にしていて、医者を目指していたはずなのに、どうしてテレビアナウンサーになっているのかしら?」

レイア「そうだったの。私はてっきり、王ドラはテレビアナウンサーをしている人だと思っていたわ。」


ドラえもん「きっと、この小説の作者であるメタルさんが王ドラは丁寧にしゃべるから、テレビアナウンサーが似合うという考えがあったんだよ。」

ドラミ「そうだとしたら、この小説での王ドラさんの設定は基本的なこと以外に“テレビアナウンサーをしている”が加わるのね。」

ドラえもん「でも、テレビアナウンサーでも臨時の可能性もあるよ。」

レイア「どちらにしても、王ドラがテレビに映っていたということは間違いないわ。」

ドラミ「そうね。」

ドラえもん「王ドラのことはこれでいいとして、静香ちゃんのイカダで東京湾から全ての伊豆諸島に属する島巡りをしてから
      東京湾に戻ることがどうなるかが気になるね。」

レイア「今、私が一番気になるのはそれね。」

ドラミ「私もよ。」

こうして、ドラえもん、ドラミ、レイアの3人は本当に静香がイカダで東京湾から全ての伊豆諸島に属する島巡りをしてから
東京湾に戻ることに挑戦するのかが気になるのであった。

 

この話は続きます。

 


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