いちまんえん
抹消さん
今日はとっても寒い夜だった
暗闇の中には一つも雲は無く星がよく見えた
だけど、それは自分の血液と言うフィルターで見た真っ赤な星空だった
「ああ、なんてきれいなんだ・・・・・」
ここから僕の意識は蛇口から水の漏れが止まりだすかのようにだんだん消えていった
いちまんえん
「あの〜だいじょうぶですか〜」
かわいらしい声がする
目が覚めると僕はベットの上に居た
この消毒液くさいところから察するにたぶん病院だろう
はて?俺はなぜ病院に居るんだ?
何かとっても肝心なことを忘れているみたいだ
「あの〜ここは病院ですか」
ぼくは、重いまぶたを上げてゆく
しかし、僕はとんでもないものを目にしてしまった
「福沢諭吉!?」
「いったいどうなさったんですか?」
よく見ると顔以外の体はちゃんとナース服を着た若かい看護婦さんなのに、顔を見ると
なんと一万円札の福沢諭吉に見えるのだ
もう一度僕は目を綴じで彼女の顔を覗いたが、やはり福沢諭吉の顔だった
「あの〜だいじょうぶですか〜」
もやもやと考えていたら彼女が声をかけてきた
「え、あの、実は僕、あなたの顔が・・・」
「私の顔ですか?」
僕は思い切って告白した
「あなたの顔がふくざ・・・・」
「しつれいします」
突然、男がどしどしと入ってきた
この風格からしてたぶんここの病院の医者だろう
しかし、おかしなことに彼の顔は福沢諭吉に見えなかった
これはもしや、彼女の顔だけ福沢諭吉なのだろうか?
「君はとりあえず戻っていいよ」
「はい」
看護婦はこのばから去っていった
またしどろもどろ考えていたら医者から声がかかった
「あの?体はどこか痛んだりしますか」
「いえ、特にこれと言った痛みは感じませんが」
「そうですか、おかしいですね〜頭は痛まないんですか?」
「いえ?まったく」
あたまがいたみますか?もしや僕は頭がおかしくなったんじゃ?
それで彼女の顔が福沢諭吉に・・・・
とりあえず先生の診断に付き合うことにした
「とりあえず頭を見せてください」
身体を起こし、看護婦さんに包帯を取ってもらう
「しんじられない」
もの凄い顔でビックリしている医者
何が起きたんだ?
「あの?どうしたんですか?」
「傷がもう治ってる」
「いいことなんじゃ?」
「それが違うんだ、君は昨日、集団リンチを受けて脳に重い傷を負って痛んだ」
どこも痛くないのになぜだ?それに俺は昨日何をしていたんだ?もしかすると俺は昨日の記憶が無いのか?
とりあえずごちゃごちゃ悩むより話を聞いたほうが早い
僕は黙って話を聞いた
「しかし、皮膚に縫った後があるのは事実、超回復?コレは一度精密に検査するべきかも」
「あの、言いたいことがあるのでいいですか?」
「え、あ、どうぞ」
僕はありのまま福沢諭吉のこと、昨日の記憶が無いことを伝えた
「そうか、記憶が無いのか、しかも、特定の人間だけ福沢諭吉の顔に見える」
「どうすればいいんでしょう?」
「一度、心理の先生に聞かないとダメかも」
「それじゃあ、何とか予約を」
「今日は無理かも、明日はいけるってさ」
「それじゃあ、今日はどうしますか」
「頭の傷の調査をしよう」
「わかりました」
「君、この人をコッチまで連れてきて」
「はい、さあ、腕にしがみついてください里中さん」
里中、それが僕の名前、いや、コレはもっとヤバイ、僕の名前を忘れてしまたのか?
コレは本格的な記憶喪失ってやつなのか?
「あの、里中さん大丈夫ですか」
「大丈夫です、私一人で立てます」
僕は身体を90°回転させ地面に足をつけたが
「あれ?もしかしてギブスがついてるの?」
「だから言ったじゃないですか?腕を貸しますよ」
「これもリンチを受けた時にできた傷?」
「そうですよ、かなり叩かれたみたいで複雑骨折でしたよ」
「でも、痛みが無い」
「頭と同じなのかもしれませんがとりあえずうでかしてください」
「はい」
とりあえず腕を突き出し、看護婦さんに支えてもらう。ギブスがあると本当に歩きにくいものだ。
「だいじょうぶですか?」
相変わらず福沢諭吉に見える彼女、どうしても僕はじろじろと見てしまう
「あの、何か私の顔に・・・」
「いえ、なんでもないです」
黙々と黙り込み歩き出した。とりあえず診察室。
「頭の傷の精密検査をするため、脳のスキャンをします」
先生に案内されるがまま、僕は機械の前に突っ立った。
「寝てください」
機械の寝る場所に僕は寝そべる
「そんじゃはじめますので」
僕の頭から指先まで機械が通る、スキャンしているのか?
「はいおわりましたよ
スキャンが終わったらしい、僕はだいから降りて、また看護婦の手を借りる
「それじゃああした報告するので」
「わかりました」
先生を後ろに僕は、看護婦と共に部屋に去った。
そんでもってよるになり就寝時間
「一体俺のみに何が起きたのだろう?リンチを受けたとか言っていたな、俺はナゼリンチを受けたんだ?からまれたのか?」
もやもやとベットの中で考えていた、そのせいかまたっくねむれなかった。
コンコン
ドアをたたく音が数回する。一体なんだろう?
「ちょっといいですか?」
今日、俺を見た看護婦さんらしい。一体このよるに何の用事が?とりあえず僕は看護婦さんを部屋に入れた。
「いいですよ」
彼女が部屋に入っていき、僕のベットの前までやってくる。すると突然僕の指を舐め始めた
「なにをするんですか!」
僕は彼女の口から指を払いとる
「何でそんなことするんですか!」
僕が問いただそうとしていくうちに彼女はベットの上に乗っかり僕のズボンの上に手を置いた
「やめてください!!」
ズボンから僕のパンツが見えていた。
「いいから私に任せて」
「任せられるか!」
僕は上半身を起こし、彼女をどついた
「やめてっていってるでしょうが」
とイロイロと愚痴を続けているうちに僕は彼女の顔に異変があることをきずいた
彼女の顔の福沢諭吉が豹変している、目の前に獲物を見つけた獣のようによだれをたらしている。コレは何を意味するんだ?
あれこれ考えていたら彼女は消えていた。
「俺の身体に何が起きているんだ!?」
続く
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どうも、抹消です
初めてのまじめな作品
多分このサイトでドラパロ以外の作品かも
特にメッセージせいはなしです
初めてまじめに作ったかも
最後が問題なこの作品、三部作に分けて作るつもり
リコリスがかなりつまづいているのでリフレッシュに書きました
私はドラえもんもなかなか統合失調症についてのデータが取れねし
困ったもんだ
次回
男は能力に目覚めるデス
小鳥のさえずる音がする、外はまだ青みがかった暗さだった。多分、4時くらいか?僕は一睡も眠れなかった。
福沢諭吉の変化について考えていたから・・・・・
いちまんえん
診察時間がやってきた、正直僕はびびっていた。もしや、僕はアメコミのヒーローみたいに突然変異が俺の体で起きているのでは?
馬鹿みたいなことが脳によぎった。
コンコン
ドアをノックする音、僕は腹をくくり返事をした。
「どうぞ」
昨日のメンバーだ。看護婦はたぶん昨日の事を言われるんじゃないかとびくびくしていた。とわいっても、僕はオニじゃない。
言う気は微塵もない。
「それではけっかについて報告を、あなたの頭は・・・・」
俺の頭は?
「脳波が異常なだけで後は異常無しです」
俺の心配はどこに行った?心の中で少しだけほっとした。
「それで僕の傷のことはどう関係するんですか?
「それは脳波の異常により脳が高速で活動している、そして体が異常なまでに高速で進化を遂げている!」
ま・・・まじかよ、それって・・いったい・・・・
「君はとってもエネルギーを必要とする生き物となる。詳しい話は後にして次は精神科にいきなさい。あそこの先生は超心理学や
ミュータントについて調べている先生だから私よりは役に立つだろう」
「ミュータントって新人類とかのことだよな」
「そうだが?」
歯をかみ締め、思い切っていってはならないことを口にした。
「俺は人間じゃなくなったのか・・・・」
「・・・・・」
プッツン・・・・・理性というものが消えた、俺は獣のごとく医者に襲い掛かった。
「ふざけんな!俺は人間だ!!生きてるんだ!!化け物じゃない!!!」
「だが君の体は進化をしている、それが君の運命だ!!」
医者がまじめな顔でにらみつける、俺は一瞬恐れた。
「じゃあ俺は・・・どうすればいい・・・」
医者の襟から手を離し、黙ってベットの上に座り込んだ。
「まずは神経科の先生に聞いといたほうがいい。もしかしたら前例がある可能性がある」
さっき言っていた医者のこと、あまり信用は出来ない。だが、頼れるものは頼るべきか?冷静に一度考えるべきだ・・・カリカリ、
僕は自分のつめを無我夢中にかみまくった。あせりすぎてつめを深く噛みすぎ、血が出てきたところで僕は決断をする。
「あんたらに任せる、これしかないんだ」
僕は自分の発言を何度も何度も言い聞かせた。医者は、精神科の場所を教えるや否やそそくさと病室を後にした。とりあえず
精神科の先生と会話をすることになった。
「君が例の患者さんかい?」
医者はとっても変わっていた、何と言うか野性的で、かつ天才肌が見えている。彼の質問を僕は聞き続けた。
「これは昔の例から比べてみると多分、君は神に選ばれたとしかいえない、これを証明するのは難しい。とりあえず分析した結果を言うと、
君は福沢諭吉をとうして心を見分けられる、そして人間のくずだけが見える」
「人間のくず、ソイツはいったいどういうことだ」
「医者がこんなこというのもなんだが、君を襲った看護婦は私の元、患者でね〜昔レイプされたんだよ。そんでもって一様なおしたんだが、
自分の体の汚れを落とすために、他人との性行為をしたくなるんだ。」
「その話聞いたことあるな・・・・たしか親にレイプされたやつがよく売春にはしるってやつ。」
「それだ!話を戻して、くずっつーのはいわゆる社会的なくずってことだ。君には社会的に価値がない人間が見える。
そして、そのものの悪意ある行動が見分けがつけれるのだ。」
すげー話になってきた、そこまで考えてなかったが・・・・
もしや、さっき医者が言っていた神に選ばれたという言葉はもしやおれがスーパーマンに選ばれたもしくは世の中を正す天使になったってことか?
もしくは悪魔の力
「私はいちようミュータントの研究を続けてある関わりが出来た。それは超人同盟という超人が集まるところだ。君の助けになるかもしれんから
言ってみたらどうだ?」
おいおい、妄想爺かこいつ?さすがにおれは信じられなくなり、そして医者自体が信じられなくなり、おれは精神科からすぐさま外にでて、
医者が止めようとするのを振り切り、おれはがむしゃらに外に出た。あても記憶もないのに・・・
とりあえず、その辺をぶらぶらすることにした。ズボンのぽっけの財布を見てみると金がない、だが、カードがあったので銀行に行くことに
した。だが、引き出そうにも番号を覚えていない。
「くそ!忘れちまったぞ!仕方ない、免許書見せて本人確認するしかねーな。しかしそれが出来るかね?」
とりあえず銀行の窓口までいった。
銀行のドアから5人の男が入ってくる。
「そろそろ金がつきてきたな、兄貴」
「そうだな・・・お前ら逃がさないようにしろよ」
「う〜す」
とっても不審な動き、振り向こうとした瞬間、男たちはバックに隠した重火器を取り出し威嚇射撃を仕掛けてきた!
続く
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なんかな〜ていうやつ
それとなく超人を描いてみたかったのでやってみました
それでは次が最後です!
見てくださいな〜
客たちが騒ぐ、そして逃げ出そうとしているものを殺してゆく、今何人ぐらいが生きているんだ?約30人ぐらいだ銀行の人間も合わせて。
強盗どもは全員に床に伏せろと命令し、おれも含めて全員床に伏せた。強盗どもはすぐさまカウンターのほうにやってきた。
一人の若い女の店員に命令する。
「この鞄にありったけの金を詰めろ!はやくしろ!」
女は半泣き状態で男の命令を聞き、せっせと店の金を入れてゆく。
「ママーーー!ウワーーーン!!」
小さい女の子の声がする、さっき撃ち殺された女の横にいたガキだ。オイ!そこで何しているんだ?ガキはカウンターを横切りながら
母親を探している。強盗犯もおれと同じくそう思ったらしく、
「だまれ!うるせーーーぞ!」
かなり切れ気味のご様子だ、こいつはやばい!あのこが殺されてしまう!でも、関係ない!相手は銃もちだ!殺されるだけだ!
早く!警官は来ないのか?何のための税金だ!!おれの力じゃもう・・・おれの力?確かおれは超回復能力があるたらどうたら
言っていたな、ソイツなら銃弾が受け止められるかもしれない!だが、重火器をなめてはいけない!回復が追いつかないときがある、
しかもパワーがないアタックするための・・いや、新陳代謝の高速化で筋力もアップされているとか、医者の言うことを鵜呑みにいして
いいのか、先ほどまで医者が嫌で逃げてきたんだぞ?でも、コレはかけるしかないみたいだ・・・おれの生命よりあの子の生命のほうが
大事に見えてきた・・よく分からないが、あのこのためならしねると思う!おれはすぐさま立ち上がり、カウンターで金を回収している
犯人の横面をおもいっきし殴った。
「ゲブ・・・!」
医者の言うとおりだった、男は口と鼻から血を噴出し20メートル吹っ飛んでから、ぶっ倒れた。
「ははは・・・すげーや」
僕はこの力に酔いしれたんだろう、一瞬の隙に、残り四人の強盗犯から一斉射撃を受けた。子供を守ろうと僕は女の子を抱きしめる。
背中の皮膚はずたぼろになっていたが、新しい筋肉がおれから銃弾を守ってくれた。
「なんだこいつは!!」
おれの体は人間の肌色の皮膚の下に、真っ赤な新たなる皮膚が出来ている。とりあえず女の子を気絶させ、地面に伏せさせた。
「化け物だ!!」
「それはどーも!!」
強盗犯が射撃してくるのはお構い無しに僕は突進していって一人の強盗犯にタックルをかます。コレが強すぎて相手は壁にぶつかり
顔がつぶれてしまった。
「汚い花火だな!次はてめーらだ!!」
すっかりヒーロー気取りになり、俺は有頂天になっていた。その時、相手はショットガンを取り出し、腕に打ち込んだ。耐えれる!
しかし、まだパワー不足で左腕が飛んでしまった。
「う、うわああああ!!」
ものすごい激痛だった。
「回復はまだか!?」
傷を見たがちょびちょびとしか回復してない。
「くたばれ!」
僕が腕を必死に押さえている間に、またもやショットガンで打たれ、腹に食らい、カウンターの内側までぶっ飛んだ。さすがにこの体では
満足に戦えない、しかも腹が急激に減っている。
「コレがあいつらの言っていたエネルギー消耗の激しさか!」
どんどん意識がなくなっていく。僕はある決断をする。そして決意をした。
「さすがに死んでるだろ」
強盗犯の一人が見に行く。
「うわあああ、こいつ自分の手を食ってるぞ!」
あまりにも腹が減りすぎて、食べたものがすぐにエネルギーになるらしい。僕はその辺の鉄やら何やらを食べてエネルギーの回復を
完了させた。
「死ね化け物!!」
強盗犯はまたもやショットガンで僕の頭を狙う。
「甘い!!」
さっき食った鉄を口から銃にも劣らない速度で頭に打ち込んだ。犯人の頭からは血が流れ出す。即死だ。
「こうなったらコレを使うぜ!」
残りの犯人は切り札として持っていたサブマシンガンを取り出し放った。経験地がたまったのか、銃弾の動きがスロウに見える。
コレが脳の異常な働きのせいか?そしてこのヴィジョンに耐えるための進化したボディーか?それとなく体についての事柄を
自然に理解できてきた。
「こっちも飛び道具を使うかな」
「こいつ全然あたらねーよ!!!」
「うううわああああああ!!!」
さっきくすねておいた十円玉を古武道で言う指弾を使って打ち出した。なかなかの威力、玄関にいたてきの二人を殺した。
「次は貴様だ!覚悟はいいな!!」
さっきのミスで学び、僕は一瞬たりともきを抜かなかった。犯人と僕は硬直状態に陥ってる。犯人のほうは追い詰められている感じだ。
「切り札ってもんはこうやって残しとくんだよ!!」
「しまった!」
強盗犯は下に寝そべっていた女の子に銃口を突きつける
「さあ?どうするよ!!」
「どうするも何も、でめぇはもう十円の価値のない人間に見えるぞ!」
そう、彼の顔はもう十円玉になっていた。それも錆びた。
「アタマどうにかしてるぞてめー!」
「どうとでもいえ!」
「やる気か!!」
男はさらに女の子の頭に銃口を突きつける。
「無駄だ!」
脳の動きをさらに早めた。今なら時を止めれそうな速度が出せるコンディションへと。僕は隠し持っていた十円玉で銃を持ってるほうの
手に4発ぐらい打ち込んだ。相手に到達するまで時が止まっていたかのようにまったく動かなかった、そして相手の手はずたずたに
なっていて、相手が痛む瞬間より前にアタマにももう1発打ち込んだ。
「ミッションコンプリートってか?」
頭を通常の状態に治し、犯人の断末魔を聞いた。人質にされていた客たちはこの瞬間を喜んだが、すぐさま俺への恐怖になっていった。
「金も取り出せねーことだし、とっととこの場を逃げ出して、あの先生に相談してみるか・・・コレから先俺には何もなさそうだからな・・・」
玄関を出ると警察隊がわんさかいた。そいつらを振り払い、俺は病院へと戻った。
・・・・・・・・・・・・・
「で、その超能力団体に行ってみようと思う」
「そいつらのほとんどはサイコキネシスとかパイロキネシスとかだよ。」
「それでもかまわんさ、道が見えるのならそれを歩んでみたい」
「そうか、それじゃあこの紹介状を持ってそこにいって見るといい」
「ありがとよ」
そして俺は病院を出て、そこに行ってみることにした。
確かアメリカの都会にあるっつってたな。
これからの道は俺にも分からない、でも、それなりに俺は生きる道があると思う、この体が人間でなくとも。
おしまい
________________________
最後はなんだかな〜て終わり方
絞めはきちんとしたほうがいいねw
しかも一万円に見える能力が・・・
まあいいか!(おいおい
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